不登校の原因はもっと深いところにあったりするかもしれない
息子が小学生で不登校になった時のことを振り返っていた。どんなこと考えていたかな~と。
何とかして学校へ戻さなきゃ!!
原因は何?それを何とかしなきゃ!!
いつ頃までだろう…そんなことしか考えてなかった。もうそこに必死だった。原因が担任の先生と分かれば、先生をどうにかしなきゃ!と思ってし…
でもしばらくして、本当に担任の先生だけが原因なんだろうか?と疑問を持つようになった。もちろん子どもだってそれぞれ価値観が違い相性ってものがあるから一概には言えないけれど、もし先生だけに原因があるとしたら他の子だって不登校になってもおかしくない。実際は息子のクラスは何人か不登校になっている子はいたけれども、みんなが同じ原因かと言えばそれは分からない。
息子はある日の担任の先生の発言で、それまで張りつめていた糸がプツンと切れたように学校に行けなくなったわけだが、その状態になるまでには色々なことが絡み合っていたんだと思う。
もちろんそこまで気付いてあげられなかった私にも責任はあるし、同じ言葉を聞いてもそこまで自分を追い込んでしまうような受け取り方をしてしまうように育てたのも私。
なんて言うのかな、「べきねば」が強いというか…
息子には「べきねば」を求めてなかったとしても、子どもは私の行動を見て「べきねば」と感じ取ってしまう。様々な面でこうするのが当たり前!というベースを蓄積していた。
「べきねば」もある程度は必要な思考ではあるけれども、息子はそれでがんじがらめになり身動きが取れなくなってしまっていたのだった。
子どもたちに求めているつもりはない無意識な行動も子どもたちは全て見て自分自身の価値観を創り上げる土台を築いている。
だったらどんな子どもになってほしいか。まずは自分が行動だけではなく根本的な思考からありたい姿を見せることだと意識し始めてた頃から、息子も動き始めた。
やっぱり子どもは「背中で育てる」しかない。
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