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手触りのある愛が、今の世の中には足りてないんだってば。


水は掴めません、水は掬うのです。
指をぴったりつけてそっと大切に


カトリックの女子校で育った私は、
聖歌を事あるごとに、微睡ながらもよく歌わされていた。
数曲猛烈に覚えているものがある。そのうちの1フレーズだ。

まあどうって事ない、
水をどうやったら掌の中に収められるか、
手ほどきをしている曲なのだが。

このフレーズから私は、
ここで言う水は愛なんじゃないかと推測した。

つかむもんじゃない、手の平全体でゆっくり大切に味わうものなんだ。
それを、すくって、ずずずっと飲んで、余った分は社会というせせらぎに
さっと手放し、余す事なく流す。

だれもがそんな、自分の手で、
たしかに、すくえる、手触りある愛を求めている。そして、必要としている人に、余った愛を分け与えられたら、きっと世界はもっと巡る気がするー


たまたま見つけた、という最高の出会い。


そんな手触りのある愛を感じたことが、
ついつい最近あった。

cocanというサイトを通じて知った、
こちらのサービス。オリジナルハーブティーを調合してくれるものだ。

ちなみにcocanは、いわゆるコトコト交換のプラットフォーム。

詳しくはこちらから↓

金銭を介さない、新たな経済の在り方、コミュニティ運営を軸とした想いを通貨とする社会実験の場だ。

ここには多種多様なスキルを持った人々がつどっていて、すんごい楽しい。ビレバンみたいな。(笑)

古道具市でえらく歩き回った末に「これだ!」という最高の掘り出し物が見つかる、そんな感覚。

そこでたまたま、sanagiさんの「ハーブティーを調合します」というcocanを見つけた。

え、めっちゃほしい。

バリキャリアラサー女はアロマやらハーブやらが好きと巷でよく聞くやつだ、イメージそのまま過ぎて申し訳ない。

即答で申し込んだ。
この時、わたしは知る由もなかった、、ここから起こる感動を。。


待つ時間は、心をゆるめる時間。


やり取りからとても丁寧に対応いただき、
それすらもめちゃくちゃワクワクしていた。

すると、こんなメッセージが。

また、ご希望でしたら、ホロスコープを使うとほぼみゆさんの生まれた瞬間の星の物語を読むことができ、お守りのハーブもお答えできます。
ホロスコープを使う場合はは、生年月日と生まれた時間をお教えください☆

なに!!お守りのハーブ!!星の物語!!だと!!

こういうの好きなんです。キュンキュンしてすぐに生年月日を豪速で送りつけました。(言い方)

すると、少し日がたってからこんなメッセージをいただいた。

こんばんは!
今日は一日中ほぼみゆさんのことを考えていました…笑
きもちわるいですね💦
今回新しい宇宙から見たほぼみゆさんが見られる占術でも見ているので、時間をいただきました。

いや、全然気持ち悪くないです、、うれしすぎます、、、
待っている間にも心遣いを忘れないお気持ちに感動鳥肌マックス。

待つ時間が、こんなにも爽やかに過ごせられることがあるのか。
時間をかけてくださっていることだけで、やさしさを受け取ったような感覚になり、自分のとげとげしたものが、自然と丸みを帯びていくのを感じた。

丁寧な想いは、理性を優に越えていく

そして、数日後、、、ガタンとポストが鳴った。
ちょうどその時、散歩に行こうと思っていたのだが、
もしかして、、と思いポストを開けるとレターパックが!

もう、ここからワクワクしていた。年始に年賀状をポストまで取りに行っていた、子供の自分を思い出す。

待つって、楽しい。

おそるおそる開けてみると、、

!?!?!?!?!?

ハーブティーだけではなく、あんなものやこんなものが。

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なんとクリスタルとホワイトセージまで。

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そして、この文章。すべて私に向けたオリジナルのメッセージなんです。

ひとことひとことが、吟味して選んでくださった言葉なのだろうと伝わってきました。

そして、内容についても、なんだか遥か昔から私を知ってくださっていて、そこにただ在るストーリーを綴っていただいているような。

寄り添いながら、やさしいエールを送っている、そんなお手紙でした。

頂いたことばを紹介しようと思ったのですが、私だけのお守りにしたいので、明かさないでおきます。

ハーブティーももちろん頂戴しました。笑

ふわっと香るカモミールの香りと飲んだあとに口の中に広がるスッキリとした清涼感ある味わい。

なにより、私のためだけに配合されたハーブティーなんて人生で初めてだったので、時間をかけたものを時間をかけて楽しむ、新しい時間のたのしみ方を見つけた気分。

リラックスしつつも、デトックスできている気分に。夏至を乗り越えるために、またゆったり時間を堪能したいと思います。

私たちに必要なのは、血の通った脈打つ時間

Googleで検索結果を待つような、何かを求めるプロセスでしかない無機質な時間ではなく、朝起きて朝日を浴びて深呼吸をするような、その「時」をじっくり楽しむ時間。

こういう時間は、意識的に取らなければ本当に少なくなっている気がする。
きっとそれを取り戻すきっかけになるのが、手触りのある愛なんだ。

手塩にかけて育てた農作物なのか、
時間をかけて書いたお手紙なのか、
ぐつぐつ煮込んで作ったおいしいカレーなのか。

なんでもいい、ちゃんと、時間をかけて、相手を想って取り組んだことを、享受する機会があまりにも少なすぎる気がする。


せめて。
自分が生み出すもの、相手に手渡すもの、
全てにおいて「手触りのある愛はここにあるか」「これを受け取った相手は、血の通った時間を送ることができるのか」と問いをもって、嫁入りさせてあげたいです。












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