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僕バスとめれるんで 上


⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
五段階で評価しています)


今回は昔あった余興について
書くシリーズ第3弾


ちなみに前回、前々回がこちら
      ↓
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僕は1回生の4月から
大学の落語研究会に所属していた。


落研の活動の中で
賛助というものがある。


これは、老人ホーム、小学校、神社など
様々な場所に赴き、落語を披露する
ボランティアの余興のようなものである。


僕自身おそらく100回以上は
色々な場所に行かせてもらったなかで
少し変わった賛助や
印象に残った賛助が何度かあったので
今回も紹介していこうと思う。




これは2、3年ほど前の話



その日
僕と僕の同期(3回連続3回目の登場)、
そして後輩の3人は
電車に乗ってある場所に向かっていた。



滋賀県甲賀市



滋賀のはしっこ


はじめていく場所だった。


ここまで遠い場所から
依頼が来るのもなかなか珍しい。


電車を乗り継ぎ、
駅に着くと次はバスに乗り換えないと
目的地には行けない。


バス停の時刻表を見た。


本数がかなり少ない。


確か40分に1本とかだったと思う。
乗り遅れたら大変だ。





しばらくするとバスが来た。

乗り込む。





しばらく進んだあたりから明らかに
景色が変わりはじめた。


田舎すぎる。


こんな場所で人が集まるんだろうか。


少し不安な気持ちを抱えながら
目的地に向かっていると
車窓から大きな建物が見えた。


「なにあれ!」


同期が大きな声を上げた。


たしかに周りの風景とはかけ離れた
この場所に
あまり似つかわしくない建物だった。


「学校かなぁ。」


建物の横にグラウンドがある。


おそらく
新しくできた高校か何かだろう。


それ以外は民家がチラホラあるのみで
特筆すべき建物は何もなかった。


気になるのはバスの同乗者だ。


僕たち3人の他に
同年代の大学生らしき
男3人組が近くの席に座っていたのだ。


しかもめちゃくちゃ大荷物


不可思議だ。


なぜこの大田舎で
大学生6人のみが
同じバスに乗っているのだろう。



疑問はすぐに解決した。



続く


 


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