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なおしてから来いや

⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)

皆さんこんばんは
フリックフラックのいっぽです。

いつも僕の記事をお読みいただき
ありがとうございます。

さて今日はね、
1ヶ月ほど前の話を書いていきます。

僕ね、年末年始ちょっとだけ
実家の方に帰ったんですね。

で、割と色んな人に会いまして

何年も会ってなかった親戚にも
久しぶりに顔を見せることが
できたんですけども


母方の祖父母の家に行ったらね

従兄弟たちが集合してたんですよ。

この従兄弟たちの構成がね
僕より5歳くらい年上の
お兄ちゃん、お姉ちゃんと
僕と同い年の女の子の3人なんですけども

3人とも久しぶりに会いまして

鍋をつつきながら
軽く近況報告とか
しあったんですけども

久しぶりってのもあったからでしょうか

僕は最初、少し緊張してまして

僕は一人っ子なんで

そもそもね、
兄弟への接し方とかって
あんまりわかってないんですよ。

『きょうだい』という概念が
あまり理解できていないというか

距離感をはかるのが
あまり得意ではないんですけども


昔からね、
この3人のうちの
お兄ちゃんとお姉ちゃんはね
僕のことをすごく
可愛がってくれていたんですよ。

お兄ちゃんの方は
下が妹2人ですから

親戚の中で唯一の弟的存在である僕に
よく目をかけてくれていまして

小さい頃は一緒に将棋を指したり
ポケモンのカードゲームで
遊んだりね

また、勉強を教えてもらったりとか

このお兄ちゃんが親戚の中で
一番高学歴なんで

テストでわからない問題とかあったら
しょっちゅう教えてもらってたんですよ。

で、お姉ちゃんの方は
昔テニスをやってたんで

公園で一緒にやったりね

良く遊んでもらっていたんですけども


この同級生の女の子ね、

この子との距離感が
一番難しくてですね

お姉ちゃんでもないし
妹でもないから扱いが難しいというか

まあ正直に言うと
昔からあんまり仲良くなかったんですよ。

お互いに大きくなってから
話を聞いてみると
どうやら
4人で集まった時とかに

上2人のお兄ちゃん、お姉ちゃんが
僕ばっかり可愛がるもんですから

嫉妬していたのも
あるらしくて

僕への対応も少し冷たくてですね

会うたびにそんな感じだったんで
僕の方も
キツく当たってしまうというか

溝が埋まらないまま
大人になってしまったわけですよ。

大人になってからは
頻繁には会わないですから

より距離感をはかる事が
困難なまま今に至ると

そんな感じなんですけども


一応2人とも大人にはなっているんで

その日は
それなりに落ち着いて
楽しく過ごしていまして

で、何人かはお酒も飲んでますから

僕もある程度
緊張も解れて

尿意を催したんで
トイレに立ったんですね。

で、戻ってきた時ですわ

急にね、
その女の子に

「いや、なおしてから来いや!」

って言われたんですね。

僕最初何のことを
言われているのかわからなくて

しかも
それまで穏やかな会話を
楽しんでいたのに
急に語気強めに言われたんで

ちょっとドキッとしてしまったんですね。


何のことやろ?

で、すぐに何を言われたのか
理解したんですけども

僕その時ね、

トイレに行って
で、小の方をして

手を洗って
タオルで拭いて

で、戻る時にね

ズボンの
チャックっていうんですか
ファスナーですか

ジッパーですか


まあチャックでええですわ

チャックを上げながら

ボタンを止めながら

親戚の元へ戻ったんですね。

その行為に対して

「いや、なおしてから来いや!」

って言われたんですね僕は

いくら親戚しかおらん場面とは言え

女性もおるわけやから

ましてや同い年やぞと

そこは気遣えや

トイレでちゃんとチャック上げて
ボタンもしめて

元通りにしてから帰ってこいと

そう言われていたことを
瞬時に理解したんですけども


理解すると同時に
ある感情が僕の中で
湧き上がってきまして

それが

懐かしい

というものだったんですね。

うわっ!懐かし!

って思いまして


昔ね、
この従兄弟家族に
キャンプに連れて行ってもらったことが
あったんですけど

その時にね、
みんないる場面で
着替えようとしたらその子に

「いや、隠せよ!」

って言われた事があったんですよ。

その時僕は

え、なんで?親戚やのに?

って一瞬思ったんですけど

それと同時にね

あ、『きょうだい』って
そういうのも気にせなあかんのやと

僕は一人っ子ですから
家に父と母しかいないんで

平気ですっぽんぽん
なってましたけど

そのルールは
適用しない場面もあるんだと
教えられたわけですよ。

でもそう教えられて

僕の気持ちの半分は
ちゃんとせなあかんな
って思ってたんですけど

その反面、もう半分には
そんなに気にすることか?
という思いもあったんですよ。


その感情が思い出されてね

もはやうっすら感動すら覚えましたね

数年間会ってなかったのに
20年近く関係性が変わっていない
という事実に

なんか特殊な絆すら感じてしまって

向こうは
ただただ
「なおしてこいや」という感情のみだと
思いますけど

僕はね、
何年も前と
同じ事を言われて
同じ事を思っている事が

なんか感慨深くてね


まあでもチャックは
絶対にあげてから戻った方がいいですね。


ではまた明日


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