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不動産登記 個人申請

今回の記事は不動産登記申請を個人で行った報告です。
必要なのは
申請用ソフト
デジタル署名(公的個人認証サービスによる電子証明)←事前申請必要

①の申請用ソフトは誰でもダウンロードできます。

ソフトの使い方も記載ありますので親切です。
オンライン登記申請の最後にデジタル署名が必要ですので私は確定申告で使用しているUSBタイプのリーダー+マイナンバーカードで済ませました。
これを揃える必要があります。
マイナンバーカードアプリでもできます、どちらも事前申請が必要です。


ハードル1

②のデジタル署名をするには事前申請が必要で(署名用電子証明書のパスワード(6~16桁の英数字)が発行されるまで)時間がかかるためハードルがあると言えます。

ベースとなるのはマイナンバーカードです。
これを基に
A:カードをカードリーダーで読み込ませて署名
B:マイナアプリで署名
どちらかを選び、発行されたパスワードを入力します。

マイナンバーカードへの電子証明書の記録

パスワード発行までの説明をすると・・・
以下、総務省のページから引用です。

「住民票のある市区町村役場で、マイナンバーカードに電子証明書を記録してもらうことができます。原則として電子証明書の発行・記録の手数料は無料です。

  1. 1)住民票のある市区町村役場の受付窓口にある申請書に記入し、マイナンバーカードとともに提出してください。他にもご本人を確認するための書類が必要です。
    (マイナンバーカードをお持ちの方は、他の本人確認のための書類は必要ありません。マイナンバーカードをお持ちでない方は、運転免許証(現住所への書換えを済ませたもの)やパスポートなどを窓口にご持参ください。

  2. 2)窓口で案内を受けて、電子証明書の発行手続きを行います。なお、この時に電子証明書を使う際に必要となる暗証番号※の設定を行っていただきます。
    ※署名用電子証明書については6桁~16桁の英数字、利用者証明用電子証明書は4桁の数字を設定していただきます。

  3. 3)電子証明書が記録されたマイナンバーカードを受け取ります。(電子証明書は原則として発行の日後5回目の誕生日まで有効です。ただし、署名用電子証明書については、住所・氏名・性別が変更された場合には無効となります。さらに、電子証明書の格納媒体であるマイナンバーカードの有効期間が満了となった時点で、電子証明書の有効期間も満了します。)」


このハードルが下がれば、登記申請もやりやすくなると感じています。
★マイナンバーとデジタル署名をするための証明書の発行(署名用電子証明書のパスワード(6~16桁の英数字))
  ↑↑↑
この手続きは行政の窓口でしか行っていないので、そう感じるのでしょう。

自分で登記申請の、ざっくり流れ

①オンライン登記申請ソフトで
作製、添付、署名、送信
  ↓
②ソフトを開いている状態で納付ボタンが点灯したらオンライン納付(インターネットバンキングでしました)
  ↓
③申請で作製したものを
●印刷
●添付資料実物
これらを郵送もしくは持参

オンラインで作って納付して、その書面を送る
この2段階あります。

オンライン登記申請ソフトは自分で進めるため、素人はミスなく1回で済む(法務局がOK出す)ことはほとんどありませんので、その場合「補正」や「取下げ」等で再提出になります。この点はハードル2として挙げておきます。このやり取りが発生することは受入れましょう!
面倒だと思う方はプロに頼んだ方がいいですね。

丁寧に説明されているサイトはコチラ↓↓↓

訂正作業

法人変更登記も不動産登記も経験しました。
その中で訂正作業はほぼ発生します、慣れてないし、登記独特の言い回しや記載方法があるからです。
しかし、法務局のページやネットで検索すれば文言例は出てくるのでコピーしてワードで作れば、完成します。

また、日付をどうするのか、登録免許税はいくらになるのか、調べる必要があります。
登録免許税はオンライン申請で間違っても、補正時に精算できるようになっています。また、不足がある場合は法務局に隣接している販売店や近隣の郵便局で印紙を買って済ませることも可能です。(私がそうだったので・・・)

取扱い業務の違い

法務局と支局で取扱い内容が違う場合があります。
佐世保支局の場合、不動産登記はできますが法人登記はできません、長崎地方法務局になるので場所が違います。

取扱い業務の中身に注意しましょう

オンライン申請では不動産も法人もできます、しかしその先の書面提出の場所は法務局ホームページで確認する必要があります。
(佐世保支局と長崎地方法務局は80kmほど離れています)

この点はソフト利用において難点です。
法人申請も不動産申請もソフトでできるけど、書面送付先は違うことがあります・・・

まとめ

不動産登記申請を行ってみて、大変だったか?と聞かれれば「そこまで思ってない、こんなものか」という感想です。
過去に法人設立も解散も経験ありますし、この登記の直前に変更登記(所有者の住所変更登記)もやったので、そういう感想なのかもしれません。

一般的な面倒作業の部類に入ると思いますが、その面倒な部分が司法書士のサービス業として成り立っているので、向き不向きがあると思います。

時間が無い、調べて進めるのは苦手
こんな方は司法書士に頼むのが早くて楽です。

私は今、時間に余裕があり今後も不動産事業を進めていくので、自分で知っておきたい、やっておきたいと考えています。
ただ、県外案件や自身が困難な場合は司法書士にお願いするつもりです。

必要なのは、取捨選択の線引き(自分でできることとできないこと)を知ることです。
資産を増やしていく中で自分の裁量把握は大切で、
●得意不得意の把握
●時間の使い方
●資金の使い方
これらの選択は必ず出てきます。
「サービス費用を払い作業をお願いすることで、その間に自分は別の事を進める」
この選択ができれば、物事の同時進行が可能になります。

大切な考え

今回の「自分で登記申請」において

今できること

これをやっただけです
A 今できることを理解して進めた
だけです。
B できなければ(司法書士に)頼む
を選択していたでしょう。

物事を進めるにはAでもBでも構わないわけです、結局前に進むのですから。

事業や起業において「どちらにしろ前に進む選択肢」を持っておくと、時間と共に前に進んで行きます。当たり前ですが。

でもこれが気づいているようで気づいてない部分

方向や方法を変更するにしても、その先どうしていくか?という次の選択肢が出てくるだけです。
「変更する」ということに対応できていない場合は、その先の選択肢も出てきません。

柔軟に、AかBか、それでもだめならCやDのプランがあってもいいわけです。
物事を前に進めるには、どうやっても(A、B、C、D、どれでも)前に進むように選ぶこと

急がば回れ

選択して、遠回りになるかもしれなければ、この言葉で前を向きましょう。
時間が経って、振り返れば前へ進んでいた・・・
これでいいと思います。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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