2016年学習院大学文学部日本史論述答案

答案例
 政治面では鳥羽上皇が亡くなった後、保元の乱で平清盛・源義朝らを動員して崇徳上皇を破り、院政を開始した。平治の乱後、二条天皇との対立から平清盛を重用したが、徐々に清盛と対立し、幽閉された。高倉上皇の死後に復権し、治承・寿永の乱において、平氏が都落ちした後も京都にとどまり、寿永二年十月宣旨を出して源頼朝と提携し、源義仲や平氏を滅ぼした。乱後、源義経を支援して頼朝と対立するが、義経の敗北を受けて頼朝と和睦し、鎌倉幕府に日本列島の軍事・警察を担当させた。文化面では今様を好み、『梁塵秘抄』を編纂した。(248字)

設問要求…後白河上皇(天皇)について、指定された行数(7行)で説明する
「保元の乱後の院政開始」は学術研究に照らすと事実ではないが、教科書記述に従った。

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