2020年学習院大学文学部日本史論述答案

答案例
 日明貿易は15世紀初頭に足利義満が明に遣使して、開始された。明中心の国際秩序の中、冊封を受けた日本国王が朝貢し、返礼として品物を受け取る形式で貿易は行われ、遣明船は明交付の勘合所持を義務付けられた。日本の輸出品は銅・刀剣、輸入品は明銭・生糸・陶磁器などであった。その後、足利義持は朝貢形式を嫌い中断、足利義教が貿易利益を求め、再開した。幕府の衰退に伴い、15世紀後半以降、博多商人と結ぶ大内氏と堺商人と結ぶ細川氏に実権が移り、16世紀前半の寧波の乱後、大内氏が独占し、16世紀中頃に大内氏が滅び、断絶した。(249字)

設問要求…日明貿易について、指定された行数(7行)で説明する

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