2024年阪大日本史第3問答案例

田沼意次は年貢増徴だけに頼らず、経済活動の発展を促進し、そこで生じた商工業者の富を取りこんで財政再建を実現しようとした。流通面では、都市や農村の商工業者の仲間組織を株仲間として広く公認し、運上・冥加の増収をはかり、銅などの専売制を実施し、俵物を独占的に集荷した。貿易面では、銅・俵物を長崎貿易で積極的に輸出して、銀を輸入した。貨幣面では、南鐐二朱銀を鋳造して貨幣の金貨への統一をはかった。これらの政策により、幕府収入は増加した。(214字)
 
蝦夷地開発の検討、印旛沼・手賀沼干拓事業を記述する場合は、成功していないことを記述する必要がある。

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