2019年学習院大学文学部日本史論述答案

答案例
 桓武天皇は天皇権力の強化を目的に、長岡京ついで平安京に遷都し、天智系の都の造営を進めた。東北地方では桓武の父である光仁天皇の代から戦争状態が続いており、桓武天皇は蝦夷制圧による勢力拡大を目指し、征夷大将軍の坂上田村麻呂を派遣して、北上川上流まで勢力拡大に成功した。桓武天皇の時期の律令国家は一部地域を除いた軍団制廃止と健児の設置、班田の12年一班への変更、雑徭や公出挙の負担軽減などの改革に取り組んだが、十分な成果を挙げたとは言えず、蝦夷征討や平安京造営も負担の大きさを背景に、徳政相論で中止された。(249字)

 設問要求…桓武天皇および、その時代に律令国家がとった政策について、指定された行数(7行)で説明する

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