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慶応経済日本史答案例

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#大学受験日本史

2022年慶応経済日本史論述答案例

大問Ⅰ問1
 設問要求…18世紀前半に幕府が実施した長崎貿易に関する政策転換
   条件…2行

答案例①
 鉱山からの金銀産出量が減少し、財政難となる中、金銀の海外流出を防ぐため、海舶互市新例を出し、貿易額・舟数を制限するとともに、輸出品を金銀から銅・俵物に切り替えた。(80字)

答案例②
 鉱山からの金銀産出量が減少する一方、寺社造営費などで大幅な支出増となり、財政難となる中で、貿易額・船数

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2020年慶応経済日本史論述答案例

大問Ⅰ問1…2行
 宗教改革によるプロテスタントの台頭を受け、カトリックは挽回を図る対抗宗教改革の一環として、イエズス会を設置し、アジアなどヨーロッパ外での布教活動を重視した。(78字)

大問Ⅰ問3…3行
 明が海禁政策をとり、私貿易を禁止した影響で、東アジアでは琉球王国や後期倭寇による中継貿易が盛んに行われた。中国のマカオを拠点としたポルトガル商人は、中国産の生糸を日本へもたらし、代価として銀

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2021年慶応経済日本史論述答案例

大問Ⅰ問2…2行
 17世紀、松前藩はアイヌとの交易地を藩士に知行する商場知行制を採用し、18世紀には、藩士が商場の経営を和人商人に請け負わせ、運上金を上納させる場所請負制に変化した。(80字)

大問Ⅰ問4…3行
 日本とロシアの国境は、幕末の日露和親条約において、千島列島の択捉島以南が日本領、得撫島以北がロシア領、樺太は日露雑居とされた。その後、樺太での紛争を背景に、明治初期に樺太・千島交換条

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