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複雑な気持ち。


間は空いたものの
18年前からの付き合いになる
ママ友達がいる。


そのママ友達Kちゃん(以降Kちゃんとする)
と1か月ぶりくらいにランチすることに
なった。

最近、Kちゃんの
恋の話が主になっていて
初めはビックリしたものの

夫に恋する気持ちとよく似ていて
共感できて良かったのだ。


恋の話の続きが
なんと、恋の相手の住んでいる家を
探しに行ってきたと言う。

動揺を隠せず
ちょっと顔が引き攣っていたと思う。


だってKちゃんはご主人もいるし
お子さんも2人いる。
そのうちの1人は介護も必要なお子さん。




いっぱち『関係をどうにかなりたいと思ってるの?』

Kちゃん『どうにかなってもいいかな、と思ってる。』



絶句。





Kちゃんはご主人と上手くいってない
話は久しぶりに再会した2年くらい
前から聞いていた。

(この頃はご主人にまだ愛情があったらしい)


恋の話も店員さんとお客さんと
いう立場で楽しんでるだけだと

思っていたから
笑い話になっていたけど


住んでる家を探すというのは
ちょっとやり過ぎじゃないか‥‥。


Kちゃんがストーカーに見えてきて
しまい、恋の話も笑って聞けなくなって
きてしまった。


子育てや介護の合間を縫って
お客さんとして好きな人に会いに行く
Kちゃん。



お客さんとして、と線を引いて
恋を楽しんでるなら
自分も応援できたし

恋を楽しんでるKちゃんは
魅力的に思えた‥‥けど。


駅付近で出かける姿を
見たいが為に待ち伏せしたり


誕生日や


血液型など


個人情報を
少しずつ計画的に


聞き出して
恋の進展を図ろうと
企むKちゃん。


住んでる家の大体の場所も
聞き出して


お盆休み中を狙って
既に乗ってる自転車をチェックしてて

その自転車のある場所を
探したそうだ。



自分は、ストーカーされてしまう
立場として話を聞いてしまい

Kちゃんが怖くなった。


犯罪の域スレスレのところを
お客さんという立場で
やっていいものか。



笑って話を聞けなくなってきて
正直な気持ちを話した。


いっぱち『Kちゃんにとってその恋は支えられてる部分でもあると思うから、諦めろとは言えない。けど、応援もできないかな。』



Kちゃんは自分に言われたことを
何も気にしていないようだった。


けれど恋が叶わない苦しみ

他の女性と親しげに接客する恋のお相手に
嫉妬したり

涙するKちゃん。


片想いの気持ちはよくわかる。

自分が夫に抱く嫉妬や自分のものだけに
したい独占欲など

近いものは多々ある。



自分は相手が夫だから
勝手にやってればいいことだけど

Kちゃんのお相手は

ご主人ではない。


要するにまだ叶ってないけど
不倫と同じになってしまう。


それを応援することはできないけど

恋が上手くいってる時は
前向きに明るくなって

家庭も上手くいく、と言う。

恋が上手くいかなくなると
家庭もボロボロになる、と。


恋のお相手の話を
高校生のお子さんにもしてるんだそうで。


それはまずいんじゃないかな‥‥。

と思ったけどKちゃんに
言えなかった。


Kちゃんは恋が上手くいかず悩んで
溜め込み過ぎると


耐えられなくなって
子供にこぼしちゃうと。


自分は夫への恋心で苦しんだとしても
相手が夫だったとしても

子供にこぼさない。


自分の愚痴なんて負担だろうなと
思うから言わないようにしてる。


ましてや、親の恋心の話なんて
興味ないだろう。



Kちゃんが大変な介護が必要な
お子さんがいる中で

すごく頑張ってるところに
尊敬して仲良くしてきたし

毎回会う度に泣くし笑うし
喜怒哀楽が激しく
情緒が安定せず

恋に溺れてるKちゃんを
見ていて

なんだか複雑な気持ちになった。



以前の自分を見ているようで。



そこそこ
コツコツやろう。
そこそこ
できることをやろう。


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