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【3CXやってみた】CFD(Call Flow Designer)を使って数字当てゲーム。プログラミングによるコールフロー【結局なんでもできちゃう】

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こんにちは、CCアーキテクトの辻です。みなさんCFD(Call Flow Designer)コールフローデザイナーという機能はご存じでしょうか。
3CXはデフォルトの管理機能が非常に多機能な為、ほとんどすべての動作を管理画面からの設定で行うことができるのですが、それに加えCFDという機能を使用するとさらにプログラム処理をコールフローの中に組み込むことができます。

「コールフロー内のプログラミング処理?」とイメージがわきにくいかもしれませんが、一例として下記の様なことができます。

  • CRMシステムにLookupし、戻り値から処理を分岐できる。

  • データベースにアクセスし、戻り値から処理を分岐できる。

  • 処理内でEメールを送る

  • C#のプログラムコードが書ける

  • ファイルの書き込みや読み込みが行える

  • Socketをオープンできる

  • HTTPリクエストが送れる(REST-APIできる)

  • JSON/XMLパーサーが使える

  • CSVパーサーが使える

  • 音声をトランスクリプションできる

などなどなどなどなど・・・
もうなんでもできちゃうめちゃくちゃ強力な機能がCFDになります。

つまり、外部から入電があった時、CFDのアプリケーションがその入電を処理する時に、外部のデータベースにアクセスをし、その戻り値からそのあとのルートの処理が行えたりします。
データベース上のある値がXXのときは、以降の処理をこうする、ZZのときは、以降の処理をこうする。みたいな処理ですね。

外部通信もキックできるので、入電があった時に、API-GatewayにRESTアクセスし、そこからLambdaの関数をキックして、外部のシステムと連携するなんてこともできちゃいます。

あまりにも自由度が高く、とても開発寄りの機能になるため、一般的な使い方としてのご案内やサポートは行っていませんが、お客様ニーズによる開発案件として承っています。

今回はそんなCFDの機能のさわりを使って、コールフローにC#のコードで数字当てゲームを挟んでみようと思います。
CFDってどんなものかなーとイメージを持っていただければ嬉しいです。



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まずはアプリケーションの設計です。

下記の様なフローにしてみましょう。

  • まず入電があります。

  • CFDがこの入電を処理します。自動音声応答で「数字当てゲームしましょう、正解したら辻さんへつなぎます、1~3の数字を押してください」と対応します。

  • 架電者は、電話の数字キーの内1~3のどれかを押します。

  • CFDは1~3の数字の内、どれか一つの数字をランダムに生成します。

  • 架電者の数字と、CFDが生成した数字が一致すれば辻さんへ電話をつなぎます。

  • 一致しなければ通話は終了します。

CFDでの開発画面は下記の様な画面です。

CFDの細かな説明は省略しますが、Windowsで動作する開発環境アプリです。
左側に様々なコンポーネントが準備されていて、Mainへ各コンポーネントを配置してコールフローを作成していきます。
各コンポーネントのプロパティで、細かな動作を定義したり、値を設定したりすることが可能です。

架電者からのインプットを受け付ける部分

使用可能な数字(1~3)を定義したり、聞かせる音声ファイルを定義したりします。

ランダムな数値を作成するC#部分

コード上で1~3のランダムな数字を生成して、架電者がインプットした数字と比較しています。同じならreturn true、違っていればreturn falseですね。

アプリケーションが完成したらビルドします。ビルド後のファイルはzipで生成されます。

ビルド時にこのアプリケーションの内線番号を設定します。今回は650番にしました。

ビルド済みのアプリケーションを3CXへアップロードすると準備は完了です。

実際に動作させてみました。動画でどうぞ!

動画URL: https://youtu.be/0sjbe3nX_BI

いかがでしたでしょうか。

CFDは本当に多機能で、外部システムの連携含めいろいろなことが可能になる機能です。

その為、開発や仕組みづくりに専門的な知識が必要となりますが、CCアーキテクトではお客様が必要とする様々なシチュエーションでこのコールフロー開発を承っています。

ご興味のある方はぜひCCアーキテクトまでお問い合わせください。


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