これ、誰だと思う?
もはや・・これまで
2022年の11月に一般公開されたChatGPTを実際に使ったのが2023年の正月明け。よく見たチャットボットやろ?の感覚で触ったら、戦慄が走りました。「C言語でHelloWorldって出力するプログラム書いてくれる?」こうプロンプトに入力したら・・・
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("HelloWrold\n");
return 0;
}
コードで返ってきました。このコード自体は大したことありませんが、問題は完全なコードで答えが返って来るという点です。当然のことながら、もっと難しいコードを注文しても答えを返してくれます。1月時点ではVer3.5でしたが、2023年3月末現在ではVer4.0まで上がっており、驚異的な成長をしています。もはや、プログラミングを人間がヒーヒー言いながら作る時代は終わったと言えるでしょう。昔、島田紳助がダウンタウンの漫才を見て、「アカン、もう止めよう、引退や」って思った感覚と同じなのかも知ない。
プログラマーの存在価値
こんなことを言っては身も蓋もないが、事実そうなると思うので言うてしまおう。「今までお勤めご苦労さんでした。」工場の労働者がロボットに仕事を奪われたように、プログラミングを生業としている人は綺麗にAIに仕事を持って行かれるだろう。ソフトウェア開発業の常識が大きく変わり、今まで仕事とされていたことが全てAIにより自動化される。自然言語でプログラムが作成できるツールも出てきているようで、○○言語読み書き出来ますってのはもう意味がなくなる。頑張ってプログラミング言語を覚える必要もない。さあ、どうする?
GTPのバージョン
GPT3.5に戦慄が走ったわけだが、2023年3月末時点で4.0が世の中で動いている。驚くべきは、4.0が2022年の8月には完成していたと言うことだ。と言うことは・・既に4.5ないし、5.0がスタンバってるってことやろ?ヤバいって。4.0は人間を含めた司法試験の上位10%に入り合格を果たしたそうだ。もう、弁護士も要らんやん。バーチャル弁護士が出て来るのも時間の問題かも知れんな。
ソフトウェア開発業の今後
2023年は間違いなくこれまでの常識が変わる年になると思う。今まで仕事とされていたことが、ほとんど自動化されその作業をしていた人は不要になる。え?なんでこんなレベルで開発してんの?と言う似非エンジニアが真っ先に排除される。そして、次に一般エンジニアの番が来る。唯一残る可能性があるのは、特定のシステムに極めて深い知識を持っていて、AIが生成したプログラムが正しいかどうかを検証できるような人が数名という感じだろう。多くのメーカーはソフトウェア開発を外部発注してきたが、自社開発が可能なAIを抱えれば、わざわざ面倒な人間に仕事を出す必要がない。これは、完全にチェックメイトやな。誰かの仕事を下請けするだけでは、もう駄目だ。
AIを活用して何をするかが勝負
あんなことがしたい!でもソフトの知識ないしなぁ。こんなこと思いついた!でもコーディングできないしなぁ。これらは、もう問題にはならない。日本語でやりたいことをAIにリクエストすればソフトウェアを組んでくれる時代が来た。道具の使い方とアイデア次第でチャンスはめちゃくちゃ転がっている。
C言語喋れます?だから何?
二年前に書いた最初の記事だが、まさか二年後にこんな記事を書くとは思ってもみなかった。日本語や英語で要求すれば、それを実現するプログラムが自動的に作られる時代が来るとは思っていたが、そのタイミングが想像以上に早かった。これからプログラミングを勉強しようとしている人は、それよりもAIにコードを上手く作ってもらう方法を勉強した方が良い。C言語、C++、C#、JAVA、Python、HTML・・まだまだ沢山の言語があるが、これらを全てマスターするには学習コストが高いし、多少できる程度では役に立たない。それよりも、新しい道具の使い方を学んだ方が良い。冒頭の画像はAIに描かせたものです。誰か分かりますよね?絵心も美的センスも一切ない私が、AIを使えばここまで出来るんよ。エグないっすか?