感情の起伏が激しい人への心理学的対処法


こんにちは、Ryotaです。

今回は感情の起伏が激しい人への対象法というテーマでお伝えしたいと思います。

あなたの周りには以下のような困った人はいませんか?

・いつも機嫌が悪い
・その日の気分で周りの人に当たり散らす
・困っている人を見つけるとやたら優しく擦り寄っていく

このような人があなたの周りにいるなら危険です。

すぐに対処しないと、あなたのメンタルがやられるだけではなく、組織全体にも悪影響を及ぼします。

今回は僕自身相談を受けることが多い、会社に感情の起伏の激しい人がいる場合の対処法を中心に解説していきます。

感情の起伏が激しい人の特徴


そもそも感情の起伏が激しい人に対処するためには感情の起伏が激しい人がどのような特徴を持っているかを把握しておかなければなりません。

敵を知らない状態では対処しようがありませんからね。

結論からいうと感情の起伏が激しい人の特徴は以下の5点です。

・自己顕示欲が高く、自己中心的
・感情マネジメントが下手
・損得勘定に敏感
・良心がない
・パーソナリティ障害のスペクトラム下位に位置する

自己顕示欲が高く、自己中心的

感情の起伏が激しい人の最大の特徴は、自己顕示欲が高く、自己中心的であるということです。

こういう人たちは、とにかく自分のことを見て欲しくてしょうがないのです。周りの人はどうでも良いのです。

自分がいかに人より優れているか、価値のある人間なのかを周りに示したくてしょうがないのです。

自分大好き人間だと思っておけば良いでしょう。

そのため常に自分を持ち上げてくれる人を探しています。自分に胡麻をするような人がお気に入りなのです。

感情マネジメントが下手

誰しも気分が優れない日やイライラする日はあります。

それでも会社で働いている社会人は周りを不快にしないため、円滑に業務を進めるために自分の感情をマネジメントして仕事をしています。

しかし、感情の起伏が激しい人はこの社会人として最低限のマナーができない人たちです。

脳科学でいう動物脳に支配されており、理性的に物事を考えることができません。

また、こうした人たちはワガママで横暴なので、周りが怖がって腫れ物に触るような扱いを受けていることが多いです。

そのため、自分は偉いんだという勘違いをさらに加速させてしまいます。

後ほどお伝えするように、はっきりと言語化して「あなたは間違っている」と根拠を示しながら伝えてあげることが有効です。

とりあえず感情の起伏が激しい人は社会人として最低限のマナーである感情マネジメントができない可哀想な人たちだと認識しておきましょう。

損得勘定に敏感

感情の起伏が激しい人は損得勘定に敏感なことが多いです。

一つ目の特徴でお伝えしたように、感情の起伏が激しい人は自分大好き人間なので、そんな大好きな自分が損をするのがとても怖いのです。

そのため、自分より立場が下の人に対しては偉そうですが立場が上の人に対してはヘコヘコしていたりします。

これは自分より上の立場の人に気に入られておけば自分が得する可能性が高いからです。

裏を返せばこの損得勘定に敏感という特徴を利用すればうまく対処することができます。

良心がない

感情の起伏が激しい人は自己中心であるため、良心を持ち合わせていないことがあります。

明らかに自分が悪くても他人のせいにして責任をなすりつけたり、反省したりすることができません。

周りの人たちは注意されたから反省するだろうと思いがちですが、本人は全く反省していないこともしばしばあります。

こうした人たちはそもそも良心を持っていない人だと認識しておくと対処しやすくなります。

パーソナリティ障害のスペクトラム下位に位置する

感情の起伏が激しい人が実はパーソナリティ障害であるという可能性があります。

パーソナリティ障害とは、その人のパーソナリティ(人格)が一般の人のそれとは著しく異なっているために、本人が苦しんだり周りの人が苦しんでしまう障害のことです。

具体的には境界性パーソナリティ障害、依存性パーソナリティ障害、反社会性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害などが挙げられます。

パーソナリティ障害の人は周りの人が困って病院に連れてこられるケースが多いため、本人にはあまり自覚がないこともあります。

もしあなたの周りにいる人の感情の起伏があまりに激しく手に負えないような状態だとするとパーソナリティ障害である可能性もあります。

その場合は医療機関を受診する必要があります。

気づかずに放置されていると本人も周りの人も疲弊しきってしまいます。

また、近年の研究ではパーソナリティ障害はスペクトラムを持っていると指摘されており、病院受診が必要なほどではないけれどその特性を薄く持った人も存在することがわかっています。

もしかしたらパーソナリティ障害かも?という視点を頭の片隅に持っておくと破壊的な人と出会った時にも冷静に対処できます。

感情の起伏が激しい人に対する対処法


では、感情の起伏が激しい人に出会った時、私たちはどうすれば良いのでしょうか?

結論から言うと以下の5点を意識して接してください。

・距離を取る
・相手の言葉を鵜呑みにしない
・一対一で会話しない
・目を見て堂々と反論する
・損得勘定を揺すぶる

距離を取る

まず私たちが対処法としてすべきことはこうした人たちと距離を取ることです。

関わらないという選択ができるならそれが一番ですし、どうしても関わらないといけないとしても極力関わる時間を短くしてください。

そもそも近づかないというのが非常に大切です。

相手の言葉を鵜呑みにしない

感情の起伏が激しい人は機嫌の悪さを周りに振り撒き他人をコントロールしようとします。

強く叱責し、落ち込んだところにそっと近寄っていきなぐさめたりします。

なので、優しい人はつい「実は良い人なのかも・・・」とか思ってしまいがちなのですが、騙されてはいけません。

こういう人たちは、そうすることによって相手をコントロールしようとしているだけです。

相手の言葉を鵜呑みにしないようにしましょう。

一対一で会話しない

感情の起伏が激しい人と一対一で会話すると疲弊しますし、相手はコントロールしようとしてあれこれ働きかけてきます。

そのためこのような人と関わる時は複数人で対応しましょう。

後でお伝えするように損得勘定に敏感なので、一対一だと偉そうなのに大勢の前では横暴なふるまいをしないことが多いです。

多くの人に見られてしまうと自分が後々損する可能性があるからです。

目を見て堂々と反論する

感情の起伏が激しい人はわめき散らして相手がひるむとコントロールできる獲物だと感じ取り、さらに横暴なふるまいをしてきます。

しかし、実は小心者なので逆に目を見据えてしっかり反論されるとひるんでしまいます。

きちんと論理立てて反論してくる人は苦手なのです。

根拠を示しながら矛盾点をはっきり指摘していきましょう。

損得勘定を揺すぶる

何度かお伝えしている通り、感情の起伏が激しい人は損得勘定で動きます。

特に会社では自分の昇進やポジションに対しては強い関心を持っているので、横暴なふるまいをしている場合は人事部など昇進に関わる立場の人たちに通告すると良いでしょう。

感情の起伏が激しい人は人一倍小心者で損得勘定に敏感なので、非常に有効な対処法となります。

言い逃れできないようしっかりと証拠を集めて上に提出しましょう。

というわけで、今回は以上です。

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