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恐怖は友達

「恐怖を友達にしなさい」

後にボクシング統一世界ヘビー級チャンピオンになる 若き日のマイク・タイソンに向かって、名トレーナーのカス・ダマトが言った言葉です。

格闘技の中でも脳へのダメージが多いボクシングは 多くのボクサーを病院送りにしてきました。

猛打のパンチを避け切れず、パンチドランカーとして障害者への路を歩んで苦しむ元ボクサーも多いですし、世界への扉にチャレンジする者はみな、その末路を観て苦しんだ経験があると思います。

ボクシングは「対戦相手の屍(しかばね)を踏み越えていくスポーツ」と言われます。

世界チャンピオンになるような逸材は負けが全くないか わずかしか許されない。

負けが着いた時点でそのボクサーからスポンサーはどんどん離れていくのが普通だからです。

あるラーメン店がスポンサーに付いていた日本チャンピオンなどは、タイトルの防衛に失敗した翌日、出前を運ばされたと言いますから、選手は良い思いがしたいなら勝ち続けなければならない。

それほどまでに商業プロの世界は厳しいのです。

商業スポーツは全て、ファンあってのモノ。

世の中から野球やサッカーやボクシングが無くなっても、ファン以外は誰も困らないわけですから、プロスポーツ選手はみなさんファンを大事にしますし、プレー中に命を落としたり、深刻な肉体的、心理的ダメージを負うものがあったとしても「それはそれで仕方がない」と割り切るよりほか無いのです。


「恐怖を友達にしなさい」


この言葉はすべてのスポーツ選手や武道家に言える言葉です。

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