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#97 【IT農人】農業と無関係の僕が、農業ベンチャーに誘われた理由

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https://stand.fm/episodes/607d50278700cb6797b3b656

★「IT農人」との出会い

スタエフを始めていろんな方との出会いがありましたが、
僕の場合は特に、農情人さんや、ミヤケストラ三宅さんとの出会いがユニークで、
2人が立ち上げた農業ベンチャーに誘ってもらって、
そこに参画することになったんですよね。

「IT農人」と言う、法人設立準備中のチームなんですが、
まさかまさか、
僕みたいなただの弁理士が、ベンチャーの中の人にならないかと、
声をかけられるとは思ってもみなかったです。

普通、弁理士は、依頼主の企業様や個人事業主様から
具体的なお仕事のご相談があります。

その相談内容についてアドバイスしたり、
手続したりして、
対価をいただくのが我々の仕事なんですね。

それが、僕のスタエフの配信を聞いて、
気に入っていただいて、
そのご縁で、
今までにない形でビジネスに関わることになり、
とても新鮮な体験をしております。

★農業と関わりはないし、メンバーとも会った事がない

しかも僕自身、農業とはあまり関わりがなく、
年に数件、農作物関連だったり、
市区町村関連の商標の相談をいただく程度でした。
それが、農業に深く関わるようになってしまったと言うわけです。

そして、「IT農人」のメンバーは10人以上いるのですが、
1ヶ月半経って、
僕はいまだに1人もお会いした事がないんですよね。
もちろん、オンラインでは何度もMTGしていますけれども。
この点はコロナ禍らしいなと思います。

このように、農業とは関係がなく、
一般的な企業に勤めた経験もない、
インフルエンサーですらない、
いち個人事業主の自分が、
どの点で農業に付加価値をもたらすことができると
判断されて声をかけられたのか、
不思議ですよね。

★弁理士と農業の接点

そこでちょっと考えてみると、
農作物とか、農作物を加工した食品は、
原材料そのものであったり、原材料の組み合わせも限られていたりします。
すると、見た目や味などの特徴は、ある程度幅が決まっていて、
中身だけで差をつけることが難しいんですね。

例えば、トマトの特徴といったら、
見た目は赤くてツヤツヤして丸みを帯びているとか、
味は甘酸っぱくてみずみずしいとか、
大体決まっているじゃないですか。

あるいは、トマトを加工した、
ケチャップだとかトマトジュースだとか、
トマトを使った料理だとかも、
そんなに味が劇的に違うってこともないですよね。

こういった見た目や味の制限がある中で、
農家さんだったり、加工業者さんだったり、
食品会社さん、飲食店の皆さんなどは、
どうやって他者との違いを出していくかについて、
日々工夫を凝らして頑張っていらっしゃるんです。

そういう厳しい競争の中で、
とても有効になってくるのが「ブランド」です。
何も高級ブランドだけがブランドではなく、
プチプラだってブランドですよね。

「ブランド」は、
単に自分と他者の商品を見分けられるだけでなく、
「このブランドが欲しい」と言う「指名買い」を起こさせたり、
「このブランドしか目に入らない」と言う「ファン」を作ったり、
することができます。

その「ブランド」を作る要素の中で、
法律で守ることのできる要素が、
商品名やロゴマークなどの「商標」だったり、
パッケージデザインなどの「意匠」だったり
するわけですね。

それで、「商標」や「意匠」の分野で、
ずっと仕事してきた弁理士の僕に声がかかったようです。

★プラスアルファが大事

ただ、それだけなら、他にも弁理士はいますから、
何も僕でなくてもよかったはずですよね。

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