見出し画像

2024年2月ヤンゴン・バンコク旅行記①ヤンゴン編

2月の3連休に3日間の休みをくっ付けたら意外に長い旅行ができた。
2/22午後半休、NRT→SIN(7時間トランジット、チャンギ空港泊)
2/23SIN→RGN、ヤンゴン泊(「ラングーン」って気分上がるわ〜)
2/24ヤンゴン泊
2/25RGN→BKK、バンコク泊
2/26バンコク泊
2/27BKK→HND、機内泊、早朝着、リモートワーク
旅費:ANA特典航空券38,000マイル+13.5万円(サーチャージ含む)

チャンギ空港ってこんなに凄かったんだ〜

出発の日、もう俺は病を克服したのだろうか?
2ヶ月に渡って患った甲状腺炎は、もう症状は残っていない。本来なら最終的に血液検査を行いケリを付けるのだろうがもうどうでも良くなってしまった。趣味のスポーツは何もしていないが、旅先では猛暑の中歩き続けることになるだろうし、昼間っから酒も飲むのだろう。この旅が自分への快気祝いのプレゼントなのだ。
気温5℃の小雨の中、ジャンバーも傘も差さず、足早に成田空港へと向かった。
久々のANAラウンジでやや遅い昼飯を食いながら酒をあおっていると4時間くらいあっという間に経ってしまう。
深夜のチャンギ空港に到着。
タラップの隙間風で熱帯の空気を感じる。この瞬間、たまらね〜。
チャンギ空港は夜中でも色々楽しめる場所ということで、徹夜でウロウロしてみよう!って当初は思っていたのだが、もう眠い!そんなのどうでも良くなってしまいシンガポール航空のシルバークリスラウンジで夜を明かすこととした。
しかし到着したTerminal2のラウンジではシャワーがないことが判明。入口のお姉さんに聞いたらTerminal3のシルバークリスラウンジにはあるそうだ。

スッキリした〜

Terminal3に来て大正解。ラウンジ自体とても広く横になれるソファ席が沢山ある。もう食事もお酒もいらないのでお休みなさい。しかも空いてて静か。

ひとっ風呂浴びた後は一杯くらいは飲みますよ。ここ最高、住める

さすがに前回の旅みたく乗り継ぎで乗り遅れるのが怖いのでタイマーかけて、4時間半ほどの睡眠。ちょうど良い時間にカミさんから電話も来て乗り継ぎ成功。
そう言えばミャンマーの旅って色々と準備が面倒くさい。ググると古い情報とかも出てきて混乱することもあるので、とりあえず観光の場合これだけの準備が必要。
①VISA(USD50):ネットでeVISAを取得→プリントアウト
②ミャンマー国営保険(USD 50):ネットで加入→プリントアウト
③航空券のeチケット:プリントアウト
④ホテルの予約票:プリントアウト
⑤ピン札のUSD:ある程度のホテルやレストラン以外は現金のみ
※Health declaration form:搭乗時に記入
※SIMカード:空港で調達可能

10,000チャット=700円

Grabで空港からホテルまで移動(18,900チャット)。
街中の移動はGrabが便利だ。流しのタクシーもあるのだが、交渉制になってしまい面倒。Grabは10回ほど使ったが平均待ち時間は驚異の2分ほど。渋滞もあまり無いので効率の良い旅ができる。
宿にチェックインして手ぶら(最初からほぼ手ぶらみたいなものだが)になったところでミャンマー料理の食堂に入ってみた。
適当な惣菜を3種類ほどチョイス。味は、まぁこんなもんだろ。

こちらも10,000チャット

アウンサン市場を見てマンゴーシェイクを飲んだ後は19th Street辺りからスーレーパゴダまで街歩き。初めての国は歩くだけでも楽しいもんだ。
スーレーパゴダにはやたら声掛けてくる詐欺師風の男たちがいる。
インドであるあるのツアー組ます系かな?
Where are you from? I'm from moon!
Where do you go? I will go toilet.
とか笑いながら適当にあしらっておけば良い。

こちらも10,000チャット

日没までちょっとありそうだったのでミャンマー博物館に来てみた。
かなり閑散としているが5階建てくらいでとても広い。
涼しいので気が向いたら来てみても良い。
写真は多民族国家ミャンマーの民族衣装の数々。地域によってかなりの違いがあることが分かった。

停電中の店内、街中では至る所で発電機が回っている

カチン族のレストラン「Hka Hku Traditional food」に来てみた。
数年前に自分が少年サッカーのコーチをしていた時、カチン族の少年がいた。
チームで一番サッカーが上手く、試合では10番を背負っていた。
彼のファミリーも皆良い人達で、家に招かれた時にミャンマーの麺料理を出してくれた。
これがモヒンガー?と聞いたら違うそうでミャンマーには多数の麺料理があることを知った。それでカチン族に興味を持ち、色々と調べた。色々な過去はあったのかもしれないが日本で楽しくやってりゃそれで良いじゃん。
ミンガラーバ!も違う言葉になるらしい。

Sar Phal

あの時と同じ麺料理が出てきた。ライスヌードルとモツ系、スープがハーブ&辛い、自分の好きな奴だ。うん美味しい。
葉っぱとか木の実とか、山岳民族の味がする。

こちらは20,000チャット

夕暮れ前にシェンダゴンパゴダにやってきた。ここがヤンゴン観光のハイライトになるだろう。中は想像以上に広く、日が暮れるほどにライトアップがいい感じ。
これはずっと見ていられる景色だ。生まれた曜日ごとに云々・・・とかあるみたいだが俺はあんまりそういうのは興味がない。

3週目〜、ちなみにパゴダは裸足入場

なんだかんだで2時間くらい滞在した。
このテーマパーク感がたまらない。

中々いい店だよ、ここ

Grabで19thストリートまで移動し、呼び込みで引っかかった中華料理で一杯やる。この通りは飲食店やバーが立ち並ぶエリア。
夜は屋台街となり、どの店も満員御礼だ。ここのお店は家族経営で少年も働いていた。How old are U?と聞いても通じないが、なかなか気がきく少年で、瓶ビール追加した時に冷えたのがなくて向かいの店まで交換しに行ってくれた。
そんなことはこの界隈じゃ普通のことなのだろうが、5,000チャットもチップあげてしまった。

Booking.comで一番上に出てきちゃった安宿

さてまだ夜は長い。フットマッサージ60分を受け宿へ戻る。
病み上がりx3万歩xほぼ徹夜で眠い!
宿の並びにコンビニがあり、酒追加しようか迷ったが水だけ購入して寝た!

シャワーとトイレ一緒だが良い宿だった

翌朝、5時くらいになると通りがめちゃくちゃ騒がしい。
コーヒーとかの屋台が出てたり、大型トラックが搬入作業していたり、クラクションも気軽に鳴らすので起きてしまった。

朝食バイキング

7時過ぎに朝食会場である屋上に上がると、そこはとても気持ちのいい場所だった。天気も良く、朝は涼しい。ホテルの後ろは民家が連なっているらしく、ヤンゴンの人々の生活が垣間見れる。
変にちょっと良いホテルにしなくて良かった。
この屋上レストランに足を踏み入れた途端、Golden Gate Hotelは自分のお気に入りの宿となった。
メニューはモヒンガーやチャーハン等の中華、果物もあった。
コーヒーを飲んだら早速街歩きに出かけよう。

街歩きの途中で

名前は忘れてしまったがモヒンガーの名店があるというので歩いて行ってみた。
しかしもう売り切れてしまったみたいだ。その近所に何やら賑わいを見せるカフェがあった。外のスペースは満席だが、店内に空きがあったので滑り込む。
ここのモヒンガーも美味い!

ヤンゴンセントラルステーション

ヤンゴン駅から一周3時間の環状線が走っているらしく乗ってみた。
車両は日本で使われなくなったディーゼル車だ。
途中駅からたくさん乗って来て、弁当を食べる人、物を売る人、眠る人。

窓もドアも全開、風が気持ちいい

一周するもんだと思っていたら半分あたりのインセイン駅で終点となってしまった。I want to go back to central Yangon. Next train!ってことなのでホームで待つ。時刻表はミャンマー後で読めないが、Googleレンズによると30分後くらいみたい。

インセインには刑務所があるそうで

ヤンゴンセントラルまでの電車はボックスシートではなく、横並びの車両が来た。
途中から連結部の乗降口に座って景色を眺めてた。
さて、戻ってきた。腹も減ったのでミャンマー料理を食べよう。
Berma Bistroへ。
いい感じの入口からビルの2回へ登る。

外に小さい看板が出てた
入口からは想像もつかない店内だ

ここはミャンマーフュージョン料理の店と言ったところか。
定番のヒンと滋味深いスープ系を注文。
うまい!ここは間違いない。ビールやカクテルを何倍か飲んで30,000チャット程度。昼時とか混むのかどうかは知らないが、ぜひ時間をずらしてゆっくりしたい、そんなお店だった。

なかなかやりますなあ

また日暮れどきのお楽しみ。
ルーフトップバーに来てみた。
16時からハッピーアワーで特定の酒が30%オフというのが最新の情報。

バンコクのルーフトップバーみたく混んではいないぜ!

ヤンゴンの旅は色々見どころはあるけど、時間かけてゆっくりした時間を過ごすのが良さそうだ。
自分はパッケージツアーとか嫌いなので分からないが、ヤンゴンなら2泊で十分とか、よく分からない旅行会社の奴がよく分からないツアーを組んで、よく分からない奴らがそれに参加して、よく分からないまま帰っていく。そんな感じでここを訪れるのはもったいない。
日常から思い切り離れて、ゆっくりと綺麗な夕焼けを見ながらグラス傾けて、日常のあれこれを思い、そして見つめ直す。
心地良い風に吹かれていると、また違った角度から物事が見えてくる。
ヤンゴンよ、なかなか良いところじゃないか。

お食事メニューも豊富

ルーフトップバーはJICAのビル、サクラタワーの20階(?)くらいにある。
眺めはとても良い。

ライトアップされたスーレーパゴダ

食べ過ぎているのか腹は減らず、宿まで歩いて帰る。
でも時間もまだ早いので昨日と同じフットマッサージに寄った。

ヤンゴン最終日、夕方の便でバンコクに向かう日。
宿の屋上での朝飯は最高だ。

モヒンガー、美味しい!

ヤンゴンズーに来てみた。
象にスイカあげられたり、結構楽しめるスポットだ。

実際のゴリラはいなかったけれど。

動物園に1時間ほど滞在し、チャウダッジーパゴダ。
ここには全長68.5メートルの超巨大涅槃像がある。
これはマジででかい、ほんと必見。
ワットポーが小さく感じる。

写真でその大きさを伝えるのは難しい。
世界最大の涅槃像でググると何故か福岡県の涅槃像が出てくる(41メートル)。
なんでだろう、こっちの方が大きいのに。
重さ基準なのだろうか?涅槃像のカテゴリがあるのだろうか?

ヤンゴン最後の食事は「ホテル63」というかなり場末感がある宿に入っているスリランカ料理のレストラン「Retro Bar(レトロバー)」だ。
締めの飯屋が見つからず、適当に検索していたらスリランカ料理なるものに引っかかった。もちろんスリランカ料理なんてよく分からない。
イメージ的には南インド方面なので魚系かな?っていうくらい。

wumbatu mojuもいきたかったんだよな〜

フィッシュカレー、うまい!最高!
この店当たり!って思った。
こうなるともう1品追加、酒も進む。

カレー自体うまい!

名前忘れてしまったが、小魚を揚げたものを辛めにしたやつ。
これもビールのつまみには最高だ!
このRetro Barは最高の店。
酒のラインナップももちろん豊富な上、スリランカ料理が酒飲みにはかなりドンピシャでハマってくる。

結局2時間くらい飯食ってた、ごちそうさま!

他にも食べたいものが実はたくさんあったのだが、今回3品のみ。この店、自分の家の近所に出来てくれないかな〜。
っていう感じで、レストランは旅先では絶対に適当に入ってはいけないものだと再認識した。もちろん旅に出る前に色々調べ上げるのは大前提だが、行き当たりばったりになりそうな時でも、5分でいいから時間取って、ググる→自分に問う→正直な気持ちを吐き出す→またググる→・・・。
旅先での一食一食は大事に行こう!
食べ終えたら空港へ。②バンコク編に続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?