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T-OD

インプレスグループは30年間、出版の新たな形に挑戦して来ました。そして、既存の出版の概念を変えた事業がTシャツに個性あふれるプリントを施すオンデマンドTシャツ販売プラットフォーム[T-OD]です。


究極の1 枚を求めるファンの
ニーズに応えるT-OD

株式会社リットーミュージック

音楽専門出版社という殻を破り、2016 年にスタートした[T-OD(Tシャツ・オンデマンド)](https://t-od.jp/)。個性的なTシャツを小ロットで提供できるという強みを生かして、取り扱い分野を急速に広げている。


ライブのセットリストをTシャツにプリント

 [T-OD]が生まれるきっかけとなったのは2015年のこと。当時、新規事業開発部に在籍していた松本大輔(現・社長)が、縁あってブラザー工業株式会社のガーメントプリンターを駆使したオンデマンドTシャツ店をLUNA SEA主催の音楽イベントでブース展開したのがその始まりである。

 注文に応じてその場でTシャツをプリントする即売会だったが、オンデマンドで刷るためデザインの自由度が高く、購入者の名前や日付も入ることで大ヒット。同年の仮面女子さいたまスーパーアリーナ公演では、ブースの混乱を避けるため会場ではTシャツの見本のみを展示し、実際の販売はECへ。

 以降、コンサート会場でのファンの熱量をそのまま購買に結びつけるため、会場ではTシャツオーダーカードを販売するスタイルに移行。ファンがコンサート終了後にカード裏面に記載されたQRコードとパスワードで特設サイトにアクセスし、色やデザインやサイズを選ぶと後日自宅にTシャツが送られてくるという仕組みを構築。Tシャツには当日のセットリストはもちろん、アーティストの手描きメッセージに加え自分の名前やニックネームを入れることもできた。世界で1枚のオーダーメイドTシャツを作れるということで大きな反響があったことから、さまざまなデザインのTシャツを販売するECサイト[T-OD]を2016年に開設した。

WebサイトにはオリジナリティあふれるデザインのTシャツがずらりと並ぶ。


グループ内メディアとのコラボも好評

 Tシャツのデザインは、アーティスト関連に限らず、山と溪谷社やTOKYO FMなどグループ内外のメディアとのコラボデザインも展開。2020年にはエンタメサイト[耳マン]が、エンジェルブルー、ベティーズブルーなどのブランド復刻を手掛けて大ヒット商品が生まれたほか、テレビ番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』と連動したTシャツもヒット商品となった。

ガーメントプリンターを利用してTシャツに1枚1枚プリントを施す。大量生産にはない個性的なTシャツを求める人に向けたソリューションといえる。


アパレル以外のオンデマンド商品も扱う

[T-OD]を手掛けるエンタテインメント事業部では、ロックバンド[GLAY]の写真集などをバリアブルPOD形式で販売、こうしたオンデマンドプリント商品も手がけている。

 「今後も既存のビジネスモデルにとらわれず、新しい分野を積極的に開拓していきます」(鈴木伸明/リットーミュージックコンテンツ企画編集部編集長)


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