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JOKER

いろんな解釈ができて映画の作り方も面白いし、主人公が夢を叶えようと頑張っていたり、正気と狂気をいったりきたりするところは人物の感情の描き方が丁寧で引き込まれた。

どこからどこまでが現実なのか妄想なのか境目がわからない、どちらにもとらえられる。深刻な社会問題について、誰しもが自分ごとに感じられるような、紙一重な演出だと思った。

何が善で何が悪なのか! と強く主張する。自分の嫌いな自分の個性で笑いモノにされ、なりたかった憧れのコメディアンには自分の思い描いた姿ではなれなかった。どうにもならない悔しさと憤りで涙を流し、とめどなく吐き出される鬱憤。


笑ってはいけないところで、呼吸をするように笑いそうになる映像表現のセンスやライトなタッチが今の時代の人たちの感性に合っている気がした。

#映画 #JOKER #ジョーカー

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