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自分では気づかないうちに「老害」になってしまう話し方

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 「最近、身のまわりの人から少し遠ざけられている」とか「これまで楽しく話していた相手が距離を置いてくるようになった」とか、そのように感じることはありませんか? なにか悪いことしたかな、と反省してみても、思い当たる節がない……。
 
 それはもしかしたら「あなたの年齢」のせいかもしれません。
 
 人は、年上の人や年齢を重ねた人を相手にすると、自然と遠慮してしまうものです。話しかけにくく感じて、気を遣ったり躊躇してしまったりする。あなただって、30歳の人と60歳の人とでは、つい態度を変えてしまいますよね。誰しも年を取ると、威厳や風格とひきかえに、気さくに話しかけられる雰囲気を失ってしまうのです。
 
 さらに、あなた自身の内面の問題もあります。
 
 人は年を取ると、自分でも意識しないうちに視野が狭くなり、断定的な物言いをし、好き嫌いが激しくなるもの。経験を重ねているものだから、つい頭ごなしに「それはないな」と決めつけてしまう。何を見ても「昔は良かった」とノスタルジーにひたってしまう……。
 
 簡単に言えば人は年を取ると、黙ってても、何もしなくても「偉そう」になってしまうのです。

 あなたの周囲は「きちんとしないと、何を言われるか分からない」と遠慮する。自分は無意識のうちに自尊心を高め「偉そう」になっていく。これでは、それまで良好だった人間関係がギクシャクし始めるのも無理はありません。
 
 結局のところ、人は年を取れば取るほど、意識して柔和に、意識して謙虚になる必要があるということです。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざの通り、腰を低くして気さくな笑顔を浮かべるぐらいでちょうどいいということでしょう。
 
 「若い奴らにヘイコラしたくない」と思ったあなた、それがすでに「偉そう」の始まりです。
 
 「そんなことしたら、気持ち悪がられないかな」と心配したあなた、だまされたと思ってぜひトライしてみてください!




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