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雑談は、普通の会話とは、まったく違う 〜「超雑談力」の前書き・独占先出し掲載〜

12月22日(日)発売の新刊、「超雑談力」。ついに手元に見本が届き、浮かれてます。


cakesでも期間限定連載中です!

こちらのnoteでは、前書きを先行公開します!!

発売まであと5日。どうぞ楽しみにお待ちください!!

12月22日(日)発売! 五百田 達成の最新刊「超雑談力」 

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はじめに 「雑談は、普通の会話とは、まったく違う」

 突然ですが、雑談って、難しくないですか?
 
 ・何を話せばいいかわからない。
 ・沈黙すると気まずい。
 ・とにかく話が弾まない、続かない。
 ・初対面の人とだと特に緊張する。
 
 万が一、うまく話せたとしても、
 
 ・表面的な会話ばっかりで疲れる。
 ・薄っぺらな会話で意味がない。
 ・いつ終わりにしていいかわからない。
 ・いつまでも気を遣い続けてしんどい。
 ・結局、その場限りの関係で終わる。
 
 なんてことになりがちです。
 
 相手が、知ってる人、仲のいい人、いつものメンツなら、もちろんいいんです。しゃべって、笑って、沈黙も気にならないし、なんならあっというまに時間がたってる。「雑談」っていうか、おしゃべりですね。これなら全然いい。
 
 問題は、そうじゃない相手と話すとき。
 
 ・初対面の人と、ぎこちなく自己紹介。
 ・1回か2回会っただけの人と、適当に話を合わせる。
 ・上司・取引先の偉い人に、下手なことを話せない。
 ・義理の両親・親戚に、「ははは」と愛想笑いを続ける。
 ・ママ友・パパ友から、どうでもいい話を延々聞かされる。
 
 ……ああ、想像するだけで地獄です。
 微妙な関係の人と、なんとなく話さなくちゃいけない場面、これこそがまさに「雑談」です。
 
 なんで、こんなことになるんでしょうか? なにか解決策はないのでしょうか?
 
 あります。任せてください。
 まさにその点を、本書ではお教えします。
 
 申し遅れました、この本を書きました、五百田 達成(いおた たつなり)です。
 編集者、広告プランナー、心理カウンセラーの経験を活かして、現在は、コミュニケーションのアドバイザーとして、本を書いたり、講演をしたりしています。この本を手にとってくださり、ありがとうございます。どうぞ、よろしくお願いいたします。
 
 さて、話を戻しましょう。
 雑談は難しい。できないわけじゃないんだけど、なんかうまくいかない。困る。ストレス。
 では、なんで、こんなことになるのでしょうか?
 
 理由は簡単。
 それは「雑談は、普通の会話とは、まったく違うから」です。
 
 大事なことなのでもう一度言いますね。
 
 「雑談は、普通の会話とは、まったく違う」
 
 だから難しくて当たり前なんです。
 
 たいていの人は、
 
 ①友達とか仲のいい人との、気を遣わない、楽しいおしゃべり
 ②仕事の場面で、きちんと話す、大人としての会話
 
 このふたつぐらいしか、会話のバリエーションを持っていません。
いわゆる、これが普通の会話です。
 
 ですが、「雑談」とは、このどちらでもない、言ってみれば「第3の会話」です。だから、ほとんどの人ができない。どちらかのやり方で、適当にやろうとするから、うまくいかない。
 
 雑談とは、微妙な間柄の人と、適当に話をしながら、なんとなく仲良くなる、という、とても繊細で難しい会話の方式です。
 
 それなのに、みんな、そのことをわからずに、見よう見まねでやってしまう。
 なんなら「雑談なんて簡単だよ、適当に話せばいいんでしょ」とばかりに、いい加減にやる。だから当然、うまくいかないし、話が弾まないし、疲れる。ちょっとだけ盛り上がっても、全然、次につながらない。どんなに話し上手の人も手を焼く……。
 
 このように、雑談は、普通の会話とは違う、まったく別のコミュニケーションなのです。
  
 では、どうしたらいいか。そうです。これも簡単です。
 雑談に適した話し方をすればいいだけです。
 
 当たり前ですが、雑談に適した話し方をすれば、雑談はうまくいきます。
 雑談力が身につけば、雑談はうまくいきます。
 雑談がうまくなりたければ、雑談力を身につけましょう。
 
 「えー、でも、雑談に適した話し方なんてあるの?」
 「あってもいいけど、めんどくさかったらイヤだよ」
 
 ですよね? そう思いますよね。
 だいじょうぶです。
 雑談に適した話し方というものは、確かにあります。でもって、それはとても簡単です。
 
 本書にまとめたいくつかの簡単なコツを実践すれば、雑談はうまくいきます。
 NGな雑談例を避けて、OKな雑談力をそのまま行えば、あら不思議、気詰まりな相手とも、大事な相手とも、うまく話せます。話が弾みます。盛り上がります。
 
 ・天気の話やニュースの話題は雑談に不向き。
 ・「最近、どう?」って聞いてはダメ。
 ・共通の話題を探すのは、素人がやること。

 
 などなど、もしかしたら初めて聞くかもしれない事実が次々と飛び出しますが、びっくりしないで読み進めてみてください。
 
 一冊を読み終えるころには、あなたの雑談力は飛躍的に向上していること、間違いなしです。
 
 そう、この本を読むだけで、雑談がとてもうまくなるのです。
 
 そうすれば、結果的に、
 
 ・人づきあいがラクになる、疲れなくなる。
 ・どんな相手とでも、気楽に話が続けられる、サクッと仲良くなれる。
 ・大事な取引先から、気に入られる、信頼される。
 ・話がその場限りにならず、チャンスが次につながり、成果が生まれる。
 
 といった効果が得られます。
 
 しかも、その雑談力は、身についてしまえば一生モノです。これからずっと、雑談の場で困らない。ラクに話せるし、人気者にもなれる。
 
 それって、よくないですか?
 けっこう、お得なんじゃないかな、って思うんです(笑)
 
 というわけで、お待たせしました、始めていきましょう。

 いままで解き明かされることのなかった「雑談」の正体、やっちゃいけないこと・やるべきこと、雑談が上手い人と下手な人の決定的な差……。
 
 「超」雑談力の授業、スタートです!

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