マンスプレイニングと処女幻想、教えたい男たちとアイドルブーム、ハリウッド映画のジェンダー、ボーンセクシーイエスタデー【Born Sexy Yesterday】(シン・時事恋愛)
マンスプレイニングという言葉を知ったのはけっこう最近です。
女性にあれこれと教えたがる、説明したがる、悦に入る、マウントを取る。そういう傾向ってなぜか男性に多いですよね、ということで、manとexpainを混ぜた造語のようです。
またひところ「ハリウッド映画の中でもずっと無垢な女性が登場し続けてるよね、それを男が導くっていうストーリーが多いよね」という指摘も目にしました。
↓この動画、面白いです。ボーンセクシーイエスタデー「成熟した大人の肉体に無垢な幼女のごとき魂を宿する女性キャラクターの類型」の分析。↓
日本のドラマでも、アニメでも、映画でも、なんでも、結局「ベテラン男子と新米女子」というバディの組み合わせはステレオタイプと化しています。
今回再掲するコラムも言ってしまえば、「男って教えたがりだからそれを刺激するとモテるよ」的な内容なわけで、今となっては正直、いかがなものかと思わないでもないです。
が、10年経って、日本の男女を取り巻く状況や意識は変わったのか変わってないのか、考えてもらうためにも恥を忍んでそのまま載せてみようと思います。
AKB48が大ブレイクを果たし、韓国女性アイドルグループも次々と日本デビュー。
ときならぬ「アイドルブーム」から、イマドキ男子たちの恋愛傾向を読み解きます。
みなさん、こんにちは! 働き女子の”恋愛トレンド”を速報する「時事恋愛」、今回のテーマは「アイドルグループ」です。
さきごろ、「KARA」「少女時代」といった韓国で人気の女性アイドルグループが次々と日本デビュー。「恋と仕事のキャリアカフェ」を訪れる女性の間でも話題になりました。
いまをときめく日本のアイドルグループといえば、AKB48。いまや、一部のマニアのものではなく幅広いファン層を巻き込んで、国民的タレントになりつつあります。
そんな彼女たちも、デビュー当初は秋葉原の小劇場が活動の拠点。数人しかファンがいなかったことはよく知られている事実です。
テレビの中の女性歌手がみな「アーティスト」化してしまい、「アイドル歌手」という言葉が死語になりつつあった時代に登場した彼女たちは、男性ファンたちの「育てたい欲求」「あまりメジャーではないものを応援したい欲求」をうまくくすぐり、大ブレイクを果たしました。
そうした気持ちをさらに刺激しそうな韓国アイドルたちが、同じようにブレイクできるのか、注目が集まります。
一般に男性の恋愛傾向として、「未完成の女性を育てたがる」「何も知らない女性にものを教えたがる」という点が指摘されます(逆に女性は「完成された男性」を求めがちです)。
とかく草食化が指摘される現代の男性たちの中で、対象がアイドルとはいえ「育てる行為」が流行していることは、彼らの恋愛本能が復活し始めている兆しと見ることも出来ます。
「アイドル好きなんて気持ち悪~い」「そういう人には興味なーい」と断じるのではなく、そこから最新の男心トレンドを読み取るのが、賢い女性というもの。
知らず知らずのうちに、身の回りの男性に対して「上から目線」で接してしまっているようであれば、少しだけ目線を下げてあげましょう。
そのとき単に「偉いね」「すごいね」ともてはやすのではなく、相手の得意ジャンル(ビジネス、スポーツ、趣味など)の知識に対して、「え、それってどういうこと?」「教えて、教えて」と、興味を持てば(あるいは、持つフリをすれば)、必ずや男性から好感を持たれるはず。
男性の「育てたい・教えたい欲求」をうまくくすぐってあげることは、モテるための演技というよりも、恋を始める上でのマナー。
みなさんの健闘と幸せを祈っています!
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