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トランプ大統領のトリセツ

こんばんは。

早速、今日の振り返りです。

日経平均、香港と上海株価指数(中国の主要株価指数)共に上昇しています。為替も円に対して多くの通貨で上昇しています。

その要因は香港誌が報道した米中貿易戦争の一時停戦の暫定合意です。年末まで半年間停戦するなんて情報も出ています。これを受けてリスクを取って高いバックを取ろうというリスクオンの展開になっています。

トランプ大統領がG20で米中首脳会談の席に習近平国家主席がつかなければ、第4弾の追加関税(3000億ドル相当)をかけると発言していて、これに対して習近平国家主席が会談に臨むことでトランプ大統領が見返りをしたということです。

この報道ですがもはやトランプ大統領が最初から計画していたように思えます。そもそもここまで強硬姿勢なのも中国に対する制裁(アメリカ第一主義)にトランプ大統領支持層から支持を受けていることにあります。トランプ大統領自身がアメリカ第一主義的言動で支持を受けて大統領になったわけですからそこの支持層を失うわけにはいかないはずです。また、アメリカ経済もアメリカ株価も現在、好調を維持してということもあって、トランプ大統領のやりたいようにできてると思います。

しかし、米中貿易戦争によって世界的に経済が下振れし始めると、アメリカの経済も打撃を受けるようになり、アメリカの経済指標が悪化することで、トランプ大統領の政策に陰りが見え始めるようになります。つまり、アメリカ経済の減速によってトランプ大統領は政策を軟化せざるをえなくなるわけです。

米中貿易戦争によって世界的に経済打撃がある今、トランプ大統領に米中貿易戦争を激化させるモチベーションがあるでしょうか。甚だ疑問ではありますが、ただ大統領再選を狙っていることもあって、停戦にして状況次第では追加関税をちらつかせる。もしくは、イランなどに厳しい制裁を課して、中国を脅すなどといったことが想定されると思います。中国もある程度分かっているので、できる譲歩はするといった姿勢です。

アメリカ大統領が納得いくものになるかどうか。そこに今回の会談のポイントはあると思います。目の離せない会談になると思います。おそらく納得できずに次回に話を持ち越すことになると思いますが。。

とにかく、大注目の今週末ですね。楽しみにして待ちましょう!

日本列島を台風が横断するみたいです。外出する際はお気をつけて外出してください。

今日も読んで頂きありがとうございました。よかったらフォローといいね!よろしくお願いします。

それでは。

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