見出し画像

好きの中身を知る

先日名古屋で訪れたノリタケの森。
1904年創業の日本を代表する陶磁器メーカー、ノリタケが運営する
陶磁器に関する複合施設で、ミュージアム、ショップ、レストンが
広い敷地内に立っています。
名古屋駅から徒歩約10分。
名古屋最終日に訪れました。

こちらにあるミュージアムで、わたしは心が舞い踊るような感覚を味わいました。


大戦中も作られていたようです。
年代によって趣が変わります。ときめく~!

壁一面に飾られた創業時からのお皿とティーカップに目を奪われてしまったのです!!

もともとティーカップが大好き。
どれくらい好きか、は表現できないのですが、
あのロマンチックな体形、小さなカップに丁寧に描かれる小さなお花、細かな文様、すべてがツボなのです。

ノリタケミュージアムでは、久しぶりに心がグゥンと跳ねるような好き!!を味わい、
好きってこういうことだったんだなあ
と忘れていた気持ちを思い出しました。

暗くてボケてますが、うっとりするような華やかなティーセット。年を取るごとにこういう乙女なものに反応
何かと思ったら剣山でした。
実際にお花が活けられているところも見たくなります。


女性のドレッサーに置かれるような陶器たち。クリームを陶器に入れるなんてマメですね(召し使いさんがいる人たちには関係ないか)

ただ、ふと思ったのです。
デパートの食器売り場、自宅のキャビネットなどに飾られているティーカップよりもずっとテンションがあがる!!
そして普段お皿にはティーカップほど興味がありません。
でも美術館で壁一面に並んだお皿にはドキドクゾクゾクしてしまったので、同じものがズラッと並ぶ光景が好きなのかも、という結論になりました。


さて、今日、わたしが見たのは岡田斗司男さんのこちらの動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=mtJVCZuaglM


前半、視聴者の方からの「好きだから頑張れるのか?」という質問に答えながら、岡田氏の見解が語られたのですが、好きがテーマでとても興味深かったです。

要約です。
好きというのは、その良さがわかる、ということだからそれ自体が才能である。(ふむふむ、料理に興味がない人、車に興味がない人は価値も良さもわからないもんね)
岡田さんは絵画に全く興味がないから、美術館は時間の無駄と思っているけれど、模型の箱絵は大好き、だそうでずっと見ていられるとか。
ああ、わかります、この「これのここが好き!」っていう状態。

わたしは、youtubeで絵を描くチャンネルは興味がなくて見たことがないのですが、ネイルや、アイシングクッキー、レジンなど、立体のものに色をのせる動画は飽きずに見続けられるのです。これはなんの得にもならない単なる癖ですね(*^^*)

「え?模型の箱絵ってあれのこと?」と思って検索したら、やっぱり、こういうものでした。


岡田さん曰く「ギターが好きと言っても『ギターを演奏している自分をイメージするのが好き』なのか『弦に触れて実際に弾いているのが好き』なのか、違うんです」「実際に弦をはじくのが好きなら、練習が楽しくてずっと弾いていられるけれど、実際に弾いてみたらそれほど楽しくなかったっていう場合もある
(なるほど、確かにやってみたら意外と楽しくなかったっていう経験、あります。)

「純粋にプレーするのが好きな人はどんどん練習時間が勝手に伸びていく。
本気になるなれないは、自分の好きの方向性を考えたほうがいいと思います。」

そうそう、そうだ、そうなのだーとすごく共感しました。

自分の好きも色々あるけれど、〇〇のここが好き、っていう好きの中身って
とっても大切だなあと感じました。

陶磁器は好きだけれど、花瓶の棚はさーっと通り過ぎただけでしたし。


以前集めていたミニチュアのティーカップたち。
すべて親戚のミニチュア好きの女の子に譲りました。


自分の好きを知るってことは、自分を知ることにもつながると思うのです。

自分にしかわからない「好き」って、きっと誰もがいくつもあるのではないでしょうか。
みなさんの「好き」はなんですか?

今日もお読みくださり、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?