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夕陽色のヒガンバナ

お彼岸を知らせるように咲くヒガンバナ。
かと思いきや、八月のお盆の頃に、ある川沿いに赤の群れを見つけた。

真夏のヒガンバナは、色が褪せて映る。
秋の花には陽射しが強烈過ぎるのだろう。
容赦ない暑さに汗だくになる道で、
蝉の抜け殻をぶら下げて咲く赤い花。

あれからひと月、彼岸の入りを前に、今こそヒガンバナの季節。

「炎の舞い」を思わせる赤い花の姿は、
木陰やひっそりした場所が似合うように思うが、
河原で思いっきり夕陽を浴びて咲く姿は、
きらびやかな高揚の舞いを見るよう。

神輿を担ぐ、秋の祭りの熱気にも似て。


≪🐡13*0919📒220919≫

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