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“のんびり”を知る

喉の調子がおかしくなり、体に籠っている感じがあった熱が出始めた。

で、よくもまあ、そんなに寝られること!
夕方だろうか、雨の音がしていたのは気づいたけれど、トイレも行かずに、二日に渡り延々と眠った。
私の睡眠負債は相当のものらしい。

頭痛と目の奥の痛みがなくなり、今は長閑な田舎にいる気分。

ふと、思った。
あ、本気で、のんびりしてる。

そう思ったら、
これまで、本気でのんびりできていなかったように感じた。

のんびりしたこと、なかったっけ?
そんなこたぁない(笑)、はずだけど……。
新鮮な、初めて知ったかのような感覚の“のんびり”。

やらなければいけないことなど、考えない。
明日のことなど、考えない。
誰かのことなど、考えない。

窓から見える空がきれい。
風が気持ちいい。
雲がきれい。
ただ、そんなことを感じていると、
自分が、ゆっくり、のんびりしているのを感じる。

ああ、“のんびり”ってこういうことか。

そこで気がついた。
これまで、“のんびり”をしてなかったことを。
“のんびり”って、自分自身が、内側から、
“のんびり”になってしまうこと。
それは、“のんびり”の領域に入ること。

“のんびり”は、瞑想に似ている。
力を外して、考えることから外れて、
“のんびり”の空間で、“のんびり”になるのだ。

風邪のおかげで、本気の“のんびり”を知り、進化した気分。


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<画像は、銚子電気鉄道線 外川駅 の様子。>

<こんな気分ということで。>


*20190505*

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