父親のASDを受け止められない

お盆に実家に帰省した。
父親のASDが加速していた。

父、母、私の3人で旅行に行ったのだが、
とにかく集団行動ができない。
基本一歩二歩離れて歩いているから、一緒に会話しながら歩いたり、次ここいこうよ、とかそんな話もできない。

母は呆れてもう何も言わなくなったけど、
やっぱり気づいたらどこかにふらふら行ってしまうことには腹を立てている様子だった。
私は今まではそんなに腹を立てたりはしていなかったけど、
さすがに自由すぎていちいちイライラしたし、こちらがイライラしていることに気づかず平気で話かけてくるから冷たくあしらってしまったこともあった。

いつも帰省する前に、今回は優しくするぞ〜！受け止めるぞ〜！と思うんだけど
どうしてもできないんだよなあ。

そしてそんな自分に落ち込む。
父はわざとそうしているのではない。
誰よりも私が理解しているはずなのに。

なんか今回はいつもより落ち込んでしまって
だれもいないところで少し泣いた。

父は私と一緒に居たいだけなのに。
年に数回しか会えないのに。
なんで優しくできないのかな。

年末帰るまでにもっとASDについて勉強しよう。
母のカサンドラも心配だな。

自分の発達障害は、すんなり受け入れられたのに
父の発達に向き合うことができない。
母はきっとこの何倍も苦しい思いをしていたのだと思う。
私には弟がいるけど、弟も弟でなにかしら発達を抱えているのかもしれない。

答えは出ないけど、
もっと私が知識をつけて、自己理解を深めていくしかない。

旅行は苦い思い出もあったけど、楽しい思い出で上書きする。
私がこんな気持ちであることは、
誰よりも父が悲しむと思うから。

また書きます。