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理想と妄想②

どのくらいの時間が経っただろう。
散歩の日は携帯も時計も見ない。
辺りはすっかり日が落ち、人もいない。
向こうの方でほんのりと月の明かりが輝き始める。
「飲みに行こう!」
ベンチから立ち上がりリードをぐいと引っ張る。


街から外れた路地裏の小さなお店。
君の飲む物は私が決める。乾杯したら私が先に。
その後に飲む君を見つめる。
私の選んだカクテルはいかがかしら?飲めないなんて言わせない。
ほんのり酔いが回ると、私はおとなしく座っていられないから、君の太ももに私の両脚を乗せて、君は私の脚置きになる。
君がグラスを持ち上げると、グラスについた水滴がポタリと私の脚に落ちた。
「あとでお仕置きだね…」
君の頬をつねって耳元で囁く。
下半身がピクリと反応したのが、君の太ももに乗せた私の脚に伝わり、思わず私はニヤッとするのだ。


ほろ酔い気分で店を出て秘密基地へ。

部屋に入ったら私の靴を脱がすのは君の役目。私は部屋の隅にお香を焚いて、好きな音楽を流す。君は湯船にお湯を溜め入浴剤を入れる。お湯が溜まったら温度チェックするのは私。
「熱い…」
私は君を風呂場に呼び、頭を鷲掴みにして湯船に頭を突っ込むと水しぶきが舞った。
「お前はそこでタオルを持って正座してろ」
頭がずぶ濡れのままの君を風呂場の扉の外へ出し待機させる。私は服を脱ぎ扉の外へ投げる。
「私が出るまで綺麗に畳んでおいて」
そういって風呂場の扉を閉めてゆっくりと体を洗うのだ。


どんなお仕置きをしようかな
どんなご褒美をあげようか

そんな事を考えながら。



続く…


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