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原点回帰できた街【神谷町】


#この街がすき

所用で神谷町に行ってきた。
神谷町は、フリーランス時代に初めて雇ってもらった
制作会社があったところ。

20代前半の私がたくさん泣き、たくさん笑い、たくさんもがいた街。
おそらく20代前半の私がまだどこかにいる街。
もう会社はないけれど、十数年ぶりに訪れた神谷町を歩いてみた。

麻布台ビル

ここのビルの門を初めて潜ったのは21才の頃だった。
ドキドキとワクワクいろんな感情が入り混じったことを覚えている。
この門を潜ったら「もうプライベートはいらない。」そんな覚悟があった。

が、、、

私はつらい〜って思ったり、楽しい〜って思ったりが忙しくて
当時は、あんまり気がついていなかったのだけれど、、、
きっとめっちゃくちゃに甘やかされていたんだと思う。

プライベートは確かになくなったけれど、
社員の方々にも、行く先々で出会う方々にも
とても可愛がっていただいた。
今でもとても感謝している。

麻布台ビルを後にして外線東通りを六本木に向かって歩いていく。
当時、何度も何度も通った道だ。

飯倉片町の交差点

ああ、おつかいで通ったなー。
ご飯連れていってもらったなー。
麻布台から六本木までタクシーにもよく乗ったなー。
タクシーチケット最強だけど、もったいなかったなー。
雪の日に都会のど真ん中でレフ板持って遭難しかけたなー。
とか、いろいろ思い出す。


キャンティ
シシリア
モティ


歩いて見えてくるお店は懐かしいお店ばかり。
どこも大好きだけど、シシリアが一番好き。
よく連れていってもらっていたからかもしれない。
壁一面に落書きがあって、私も落書きもさせてもらったっけ。
なんだか懐かしいお店が残っているのが妙に嬉しい。
シシリア、閉まってなかったら食べたかったな。
また改めて来よう。

そして、最後にたどり着いたのが、ラピス。

DESIGN SUPPLY Lapis


大好きな大好きな画材屋さん。
ここでまでおつかいに来て、企画書用のファイルとか、
レフ板用やプレゼン用のスチレンボードを買っていた。

店主がご病気で12月で一旦閉まってしまうんだって。
閉まってしまう前に行けてよかった。
早く良くなって、でもゆっくりとしてほしいな。
回復したら谷中でお店を出すかもとのこと。
そんな楽しみをくれる店長はさすがだなー。

今回のお散歩はここでおしまい。
なんだか原点に帰れたよ。
ここから始まったたくさんのことを
これからの自分に繋げていきたいと思えて
とても勇気をもらえた。

ただいま!神谷町。
ただいまを言わせてくれてありがとう。
当時の私にいっぱい会えたよ!



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