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『南瓜』 芥川 龍之介  著

Io   イオ
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普段から道化の様に振る舞い、仮初の言葉を話していては誰も拾ってくれない。ましてや、恋路においてはどうしたら伝わるのだろう。道化は道化であって中身の“本当の自分”の言葉さえ、“仮初の言葉”になってしまうやるせなさは、どうしようもない。“道化”を好きで演じているのではなく、演じざるを得ないだけなのかもしれない。


----- 何でも冗談だと思うのは危険だよ。笑って言ったって、言わなくったって、真面目な事はやっぱり真面目な事にちがいないからね。----- (『南瓜』本文より)


『南瓜』 芥川 龍之介 著

初出:「読売新聞」[1918(大正7)年2月24日]
著者:芥川 龍之介 あくたがわ りゅうのすけ
生年:1892年3月1日(明治25年)
没年:1927年7月24日(昭和2年) 享年35


※「青空文庫」参考

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