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茶碗はシブ派手でしょうな #35

企画展『茶の湯の茶碗 ― その歴史と魅力 ― 』
中之島 香雪美術館
2023年11月11日(土)


大阪中之島美術館で長沢芦雪展を見た帰りに、同じ中之島にある香雪美術館にも立ち寄りました。

香雪美術館 茶の湯の茶碗展


香雪美術館は、朝日新聞創設者である村山龍平のコレクションをもとに設立された美術館なのだそう。

建窯 油滴天目 南宋 12~13世紀 香雪美術館

一番の自慢の茶碗でしょうか。南宋時代の建窯の油滴天目です。建窯の茶碗は、台北の故宮博物院にもありました。


朝鮮 井戸茶碗 燕庵井戸 朝鮮時代 16世紀 香雪美術館

この井戸茶碗はちょっと大振り。シンプルに美しくていいと思います。


今日の一枚は、吉州窯「梅花天目」。見込みに梅の花。こんなの初めて見ました。

吉州窯 梅花天目 南宋 12~13世紀 香雪美術館

この茶碗で、お茶を頂くイメージは全然わかないのですが、とても目を引く美しさです。


長次郎 黒楽茶碗 銘 古狐 桃山時代 16世紀 香雪美術館

日本の茶碗は、渋くてなかなか味があります。お茶をたてて頂くなら、中国の茶碗より、こっちの方が良くね?と感じます。


本阿弥光悦 黒楽茶碗 銘 黒光悦 江戸時代前期 17世紀 香雪美術館

テカリのある黒もいいです。これ、渋くて、かつ派手に感じますが、どんなもんでしょう?


美濃 志野茶碗 銘 朝日影 桃山時代 16~17世紀 香雪美術館

村山龍平がとても気に入っていた茶碗のようです。銘に、朝日新聞の朝日がつけられてます。手に取ったら、とてもしっくりくる感じ。こういう渋さもいいね。

コンラッド大阪が入るビルにある香雪美術館

香雪美術館は、大阪のど真ん中の高層ビル街にあって、とても由緒正しい雰囲気でした。


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