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本の整理が進まなかった原因とその解決策

以下、極めて個人的な、自分のために書いた片付けレポートです。

ですので、結論が最後にあり、思考過程の順に書かれたものです。

読みにくかったらすみません…さて、ここから本編です。

年末年始に読み返さないであろう本を売ったり捨てたりしようとしました。

持ち物を減らして心身ともに身軽になりたいと思ったからです。

しかし、なかなか手放せませんでした。

ブックオフなどでほぼ0円で買い取られたり、資源ゴミで捨てたりすると、買った時の金額分を損した気がするから、整理が進まないのだろうと最初は考えました。

後々必要になってもう一度買い直すのも馬鹿らしいというのもありました。

要するに、本への執着というよりは、金銭への執着が原因の気がしました。

それもあるのでしょうが、何か他の抵抗感がある気がして、もう一度自分の心を観察すると、どうやら本に付随した人との思い出が引っかかっているのではないかと考え直しました。

例えば、私は人から勧められた本はできる限り読むようにしており、買って読んで感想を伝えた記憶があり、その本を捨てることでその相手との記憶も無くなる気がして、片付けへの抵抗を感じたのではないかということです。

また、その相手と現在は疎遠になっていたりする場合、抵抗が強まる感覚がありました。

それほど手放しにくいのであれば、自然と捨てられるまで無理に捨てる必要はないと言うことで本棚に積んで保留しました。

一方、こうした心理的抵抗感があるのでは、以後、人からすすめられた本を買ったりすることは、後々の気まずさを生む可能性があると気づきました。

ここで、そもそも本を買って読んで感想を伝えると言う一連の行為の意味を考えると、本を通じてその人と会話することと相手の経験に基づいた知見とそれを裏付ける体系的な情報(=本)を知りたいのが目的だと考えました。

その目的を達成する、本を買って読む以外の方法を採用すれば、本の整理で悩まなくなります。

代替案として、以下の方法を思いつきました。

  • 図書館に置いていればそれを借りて読む(本を読む時間があるとき用)

  • 同じ著者による無料記事をネットで探す(本を読む時間がないとき用)

  • おすすめした相手に「本に書いてあることであなたが特に面白いと思った箇所とその理由を詳しく教えてください」とお願いする(会話の練習にもなり、コミュニケーションを丁寧に取ればそれだけで目的が達成される)

  • 本を読んで話題を共有する以外で、相手と関係を深める方法を採用する(相手の趣味などがわかっていて、共有しやすい話題が他にある場合)

すすめられた本が上記の将来的に想定されるモヤモヤが発生せず常に置いておきたいほど気になるものであればそのまま手元に置いて良いですが、もしそれほどでもないなら、他に低コストで目的を達成できる選択肢をいろいろ考えられると、悩みを減らせるなと発見しました。

断捨離における断(=不要になりうるものを断つ)ことであり、捨てる前に対処することで、ゴミを増やさず環境負荷をかけない暮らしにもつながると体感として学びました。

何かを捨てるとき、モヤモヤが生まれたら、そのモヤモヤを生む根本原因とモヤモヤを生じさせない代替案を考えてみましょう!

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