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男を落とすプロになりますか?

まだ10月ですが寒さが厳しいですね。久しぶりに投稿します。本当に余裕がなくて、あまり投稿できてません。時間は山のようにあるのに、何事にもやる気が起こらず、沢山課題が溜まっていました(現在も)。やらなきゃだしやりたいのに、やる気がない。やる気が湧いても、そのやる気を撃ち殺すほど強力なめんどくささがあります。課題を全て片付けた後の解放感は良いですが、今はその快楽よりもそれを得るための苦痛に怖じ気付いてしまっています。別の快楽でいいです。

少しずつアルバイトもするようになりました。だからなおさら時間管理がキツキツです。

そんな中でも、わたしは友達と会ってご飯を食べたりおしゃべりをしたり楽しい時間を過ごすのが好きです。でも、そんなことなかなかありません。
だからそのために毎日生きてます。友達は最優先です。わたしは武者小路実篤の『友情』の野島に対する大宮の友情に憧れているので、友達のことを最優先にしたいのです。
わたしの友達は、ツルゲーネフの『初恋』に出てくるジナイーダちゃんみたいにコケティッシュな女の子です。たくさんの男を落とすのが趣味みたいで、わたしは何年か前から彼女に惚れており、彼女の崇拝者のひとりです。
彼女の何がわたしを引き寄せるのか分かりませんが、わたしは彼女が可愛くて可愛くて仕方がないのです。
彼女は簡単です。彼女は年上のような甘やかしてくれる男性が好きなので、興味深い男を見つけると、出来ないふりとか甘える態度を取ったりして媚びたり、相手に「カッコいい」とか「この中で一番好き」とか言って褒めて持ち上げたりするそうです。そうして相手にどんどん気を持たせて好意があると男性に確信させて告白させますが、「わたしそんなつもりじゃなかったの」と言って振るのが楽しいらしいです。
こういうのは彼女の好みの顔の男性限定で、彼女の好みに合わない容姿の男性には完全に冷たい態度を取るそうです。
最近はイケメンを見付けて、落とそうとたくさん頑張って媚びていたのに、お茶を飲む時にマスクをはずした彼を見て顔の下半分が思っていたそれとあまりにも違いすぎて幻滅し、それ以降会話できなくなったという話もあります(わたしはお茶を飲もうとマスクを取ったばかりに彼女から無視される羽目になった彼に同情します)。

悪女って感じがします。プレヴォの『マノン・レスコー』は女を愛しすぎた男が主人公で、悪女小説なんて呼ばれたりします。たしかに、マノンが誑かして騙した男は大勢いますし、シュヴァリエを何度も裏切るけど愛していたようにわたしは思います。難解ですけど。
マノンに比べたら、(彼氏もいるけど)いろんな男からお寿司や焼き肉を食べさせてもらったり、プレゼント貰ったりするだけの彼女はまだライトかなとか思います (p活しよかなとか言ってましたが)。

もっとヤバい女はきっと山ほどいます。わたしの知る中で一番ヤバいのは、同時に十数股して彼氏に怒られたのに悪いと思ってない女がいました。彼女にとってはただの友達って認識(?)かと思いますが、相手がどう思うかは分からないものです。彼女は特別に可愛いと思いませんが、男受けの良い顔(?)で化粧とか服も髪も全然派手じゃなくて地味めなところが良いのだと思います。誰にでも優しいというか、優しすぎるんです。あんなに優しくされれば、誰でも自分だけにこんな優しくしてくれるんだと思い込み、彼女は自分に好意があると確信します。わたしは彼女のこういった行動が意図的なものか分かりかねますが。

世の中は広いです。わたしのような恋愛をめんどくさいと考える人もいれば、彼女たちのように男を落とすことが生き甲斐みたいな変人もいます。彼女たちよりもっと変わった人もいることでしょう。

たまに、彼女たちのように生きれたらなと思います。たまに、彼女たちのような女の人を蔑む気持ちにもなります。
でも、わたしの経験上、人から好かれるのは疲れます。ライン返したり、メイクしたり服選んだり、電車乗ったり。常に、なんで好きでもないこの人と会うためにわたしこんなに頑張るの?それなら家でやりたいことあるわ!って気持ちです。会っても楽しさ以上に疲れるから2回目はなかなかありません。結局持続不可能なんです。好きな人に好かれたと感じたときでさえも、(もちろん嬉しかったですが)めんどくさいと思いました。
ですから、人から好かれることを平然と同時多発的に進行させる彼女たちの頑張りを尊敬せずにはいられません。
わたしは湯船に浸かりながら、彼女たちのようにに人を弄ぶのは楽しいのかなとか考えていました。でも彼女たちはそうしたくてしてるんじゃなくて、そうしてしまう本性なのでしょう。

わたしの場合は、現実の人付き合いにおいて、人間を3種類に分けます。
①興味がないけど関わり合いがある人
②嫌われたくない・好かれておきたい人
③それ以外(関わり合いがなく、興味もない)
こんな感じに分類します。①は大学の友人とかバイト先の人とか家族です。付き合いがあるので無難に接しますが、基本どうでもいいので時間を使うのは避けたいです。この人たちとプライベートで会うのは嫌。でもストレートに思ったことを言えます。
②は好きな人とか大切な友達や、バイト先の店長たちなどです。この人からどう思われてるかをめちゃくちゃ気にしちゃいます。嫌われないように考えてます。友達に嫌われたらわたしはつらいです。お金や時間を費やします。思ったことを我慢しすぎてイラつくとその人とは性格合わないって感じで①に昇格します。
③は、この人たちに時間を費やすのは意味がないのでいないものとみなします。世間とか、すれ違う人にわたしをどう思われたって興味がないです。泊まりに来た友達に「そんな服で外出るの?」と言われましたが心底腹が立ちました。誰にも迷惑掛けてませんし、そんなのわたしの自由です!こういうこと言われてわたしは彼女に幻滅しました。彼女は②だったけど③です、もう会いたくない。

わたしは人付き合いが下手くそで、親友に何度も物を取られてきたし、毎日会ってた友達に「もう嫌い!」って言われたこともあります。高校生の頃から良いように使われることが多く感じてたので、こうして相手がわたしにとってどんな風かを考えるのはいい感じです。

話を戻しますが、わたしは (男を落とすのが趣味の)友達と全然タイプが違います。依存するのは同じですが、どうしてこうも違うのか不思議になります。
あまりにも楽しそうだから、彼女のような百戦錬磨の男を落とすプロになりたいと、弟子入りしたいと言ったこともありますが、自分には向いていないです。生き甲斐になりません、苦痛です。
わたしは男友達があんまりいないので女性中心でこのノートを書いたわけですが、別に異性愛こそが正常と思っているわけではありませんので悪しからず。視野を広げるために見聞を続けたいと思います。
これから彼女達のように自分なりの生き甲斐見つけてもっと人生楽しんでいきたいと思います。

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