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浜通り滞在記

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福島県浜通りにある富岡町に滞在し、インターンシップを行う学生のみなさんが書く滞在記です。
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2024年4月の記事一覧

富岡生活終

富岡での滞在を終えて、あっという間に1ヶ月。 滞在中、滞在後の思ったことを書き出すには、 時間が必要で、長文になってしまった。 まだ矛盾していることもあるはず。 それがこれからも富岡と向き合う理由でもある。 インターンの目的、気づき- アートが地域にもたらす影響 私は他県のアーティストインレジデンスの活動を知ったことをきっかけに、 アートが地域にもたらす影響について考えたいと思うようになった。 今回、現代アートを手段とするようなプロジェクトを進める中で、 「やる意味

【インターン記録.9】インターン、何してるの?インビジブルでのインターン、こんなことしてました②

インターン記録、今回は私たちの考えてきた企画について。企画の決定にいたるまでをまとめてみました。☀️ インターンの期間中、インターン先の企業で止まっていた「記憶の森」というプロジェクトについて自由に考えて、チームで企画や編集を行うことに取り組んだ。 このプロジェクトは、東日本大震災により更地となった場所や再建された新たな建物・メガソーラーなどで見えづらくなってしまった人々の記憶の可視化を目的とするもので、はじめは地図上に思い出の場所をマッピングするような、そんなイメージの

vol.05_想像×創造

福島を離れてしばらくが経過した。 少し時間は経ったが、今回のインターン最終成果物として行った展示会について振り返ってみる。 展示会概要 今回の展示会は、「記憶の森」というプロジェクトの一環で行った。 そもそも、このプロジェクトは福島の見えなくなったものを可視化させることが目的にある。 人々の過去の記憶とか、 そこにあった生活の営みや痕跡とか。 展示会は「Memory Laundry」と題して進められ、富岡町の人にインタビューして得られた記憶を洗濯物と共に干した。