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7月11日放送分『青天を衝け』プチ解説

パリ編に突入した『青天を衝け』。栄一たちはパリに着き、当時最先端の文明に驚嘆します。一方、薩摩は幕府の権威失墜のために裏で動き、フランスの幕府への借款を消滅させることに成功します。様々な立場の人物がそれぞれの目的達成のために奔走する7月11日放送分(第22回)は、なかなか見ごたえがありました。

というわけで今回も『青天を衝け』プチ解説に参ります。

1.高松凌雲

幕末から明治にかけて活躍した医師。栄一らとともにパリに赴きます。戊辰戦争では五稜郭にて医療業務に従事。戦後は一時徳島に行くが、罪を解かれ東京に病院を開業します。のちに栄一の支援を受け同愛社を設立。

2.保科俊太郎

幕臣。パリ万博への派遣団では通訳として随行します。維新後は新政府に出仕し、陸軍省人員局長などを歴任。またの名を保科正敬。

3.岩下佐治右衛門

薩摩藩士。かつては尊王攘夷派として水戸藩と連携するなどしていたが、転向。薩摩藩の使節として「薩摩琉球国太守政府」の名でパリ万博に出展。維新後は参与として活躍、その後は元老院議官、貴族院議員を歴任。岩下方平とも言う。

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来週はいよいよ大政奉還です。時代が変わる瞬間ですね。予告編しか見ていませんが、「追い込まれて返上」というよりは「戦略的に返上」した形での大政奉還として描かれそうです。慶喜がいかに英断を下したのか、次回の『青天を衝け』が楽しみでなりません!

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