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9月12日放送分『青天を衝け』プチ解説

ようやく再々開した大河ドラマ『青天を衝け』。地上波休止中はBSで放送しても良かったのでは?と思いつつも、平時の日曜20時が帰ってきたことを嬉しく思います。気づけばもう9月半ば。残り3か月ちょっとしかありませんが、ここからが渋沢栄一の本領発揮。「静岡編」がはじまります。

それにしても、疲れ切った慶喜と栄一(篤太夫)の対面シーンは圧巻でした。栄一の講談に聞き入る慶喜と、部屋に光が差してくる演出が良かった。本当に今回の大河は映画のような描写が多く、引き込まれますね。今後の放送回にも期待が高まります。

というわけで、今回も『青天を衝け』のプチ解説に参ります。

1.大久保一翁

今回は駿府藩中老として登場しますが、もとは幕臣。蕃書調所(東京大学の前身の1つ)頭取や外国奉行などを務めていました。維新後は駿府に移り住みますが、のちに東京府知事や元老院議官などを歴任。子爵。

2.東京遷都

大木喬任、江藤新平(ともに佐賀藩出身)によって建言された、都を江戸(1868年に東京に改名)に移すこと。これにより、日本の首都が事実上東京になります。江戸城も東京城(皇城)へ改められ、これにより旧幕府の領土の制圧が完了します。

3.箱館戦争終結

渋沢成一郎や土方歳三らが戦っていた箱館戦争も、1869年に終結します。多数の犠牲者を出した内乱となってしまいましたが、旧幕府軍の中心メンバーだった榎本武揚大鳥圭介らはのちに新政府に出仕。とくに榎本武揚はロシアと千島・樺太交換条約を締結したり、農商務相や外相を務めるなど、旧幕府側としては異例の出世を遂げます。なお、大河ドラマ『新選組!』では榎本を草彅剛が演じていました。今回は榎本さん出ないみたいですね…。

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予告を見る限り、静岡編も面白そうですね!

経済人としての渋沢の活躍に期待です。

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