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Pluralsight/プルーラルサイトの良かった決算、株価は10%上昇へ

Pluralsight/プルーラルサイト(PS)は2020年7月31日、2020年の第2四半期決算を発表しました。その後、同社の株価は10%近く上昇しました。

プルーラルサイト(PS)ITワーカーなどのオンライントレーニングに焦点を当てているソフトウェア会社です。

プルーラルサイト(PS)の収益は前年比+ 25%増の9,480万ドルで、ウォールストリートの予想であった8,820万ドル(+ 16%前年比)を大幅に上回りました。

収益と経費の両方共に、成長は鈍化していますが、プルーラルサイト(PS)は投資家の期待を軽く上回り、コロナウイルスへの影響を追い風にしてしまいました。

コロナ禍で株価の暴落時には、プルーラルサイト(PS)の株価は10ドルを下回り50%程度に暴落しました。

しかし現在は20ドルを超える株価に回復し、コロナ前の株価を上回っています。

seekingalphaによると、Pluralsightにはまだ上向きの余地がたくさんあると言っています。

それはまず、ITワーカーの需要が増加し続けている点です。コロナウイルスのなかで、人員は左右に削減されています。

コロナ禍によって、営業担当者、人事担当者、小売担当者、中間管理職は、ほとんどの企業で大幅な人員の削減を実行しています。

逆に、パンデミック後も強化される可能性がある部門の1つは「IT部門」です。

ITよりもリモート作業を可能にする上で重要な部門はなく、Pluralsightのようなソフトウェアはそれらを強化するために不可欠です。

ITスキルは新しいプログラミング言語が出てくるなど、つねに進化しています。現状維持していてはそのスキルは錆びていきます。

プルーラルサイト(PS)は、そんなスキルをアップデートするのにうってつけという事になります。新入社員教育でも同じくオンライントレーニングは有効です。

プルーラルサイト(PS)では、 無料試用期間が4ヶ月あります。

この施策のパフォーマンスは好調で、次の数四半期で純増が加速する可能性があると考えていると言います。

2つ目の強気な点では、健全に成長する需要に対して講師人員などが豊富だという点があります。

プルーラルサイト(PS)では、外部講師によってオンライントレーニングは行われます。そのため営業スタッフも不要で固定人件費も同業他社と比べると少なくて済む点もプルーラルサイト(PS)の強みとなります。

今後も、プルーラルサイト(PS)は、業績や株価についてもポジティブだというseekingalphaの見解を紹介しました。

加えてコロナ禍がいつまで続くかという点も、同社の業績や決算に影響を及ぼす可能性は十分にあります。

しかし、コロナがきっかけにオンライントレーニングという"良い方法"を知ってしまった企業や人は、コロナが落ち着いたとしても"以前の方法"に戻らない可能性は高そうです。

引き続き、プルーラルサイト(PS)の動向には注目していきたいところです。

【合わせて読みたい:オンラインITエンジニア教育の受講などのPluralsight(PS)まとめ

参考:seekingalpha
提供:investorz.club

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