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初めまして!こちらは投資家の為の投資家の為のブログです! 主に日経225を対象に日本経済や海外情勢、為替や個別銘柄などの月間まとめを発行します!

最近の記事

2024年4月後半日経平均相場の振り返り

① 日経平均チャート 4月前半相場を振り返ると、日経平均株価は後半入り早々16日に761円安、17日には509円安と2日間で1270円安となり38000円を割れてしまった。 16日は米国株安を受けての下げであるが、日米共に長期金利の上昇を受けて相対的な割高感が意識されやすい半導体関連などハイテク株を中心に売りが広がったものである。 ② レーザーテック 17日は午後に急落した。 レーザーテックは8%安となり、東証プライムの値下がり率ランキング首位となった。

    • 2024年4月前半の日経平均相場振り返り

      ① 日経平均チャート 4月前半相場を振り返ると、日経平均株価は40000円を割れて概ね39000円台での上下を繰り返した。 1日早々に40000円台を割れてしまったわけだが、この日の日経平均株価は朝方こそ日本株の先高観や中国経済の回復期待で、買いが先行し上げ幅は300円を超えたものの続かず、日経平均の下げ幅は一時600円を超え、日中値幅は990円に達した。 終値は566円安の39803円となった。 ② アロケーション 1日のアジア株は日本を除けばほぼ上昇し

      • 2024年3月後半日経平均相場の振り返り

        ① 日経平均チャート 3月後半相場を振り返ると、日経平均株価は3月前半の調整局面から25日移動平均線を横ばいで推移した後、急上昇し22日には41087円と最高値を更新した。 特に18日は主力の大型株を中心に買い戻す動きが広がり日経平均株価は1032円高となった。 これは前週の週間での下げ幅981円を一気に取り戻した形だ。 ② 日銀金融政策決定会合 日銀が18~19日に開く金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除する見通しになったと報じられたことを受け不透明

        • 2024年3月前半日経平均相場の振り返り

          ① 日経平均チャート 3月前半相場を振り返ると、日経平均株価は2月22日に最高値を更新して以降も上昇基調はなお続き、一気に40000円を突き抜けた。 3月7日には40472円まで最高値を更新したが、その後調整に入った。 ② 信用買い残高 この一連の動きの中で大きな変化があることに気が付いた。 前回レポートで日本の個人投資家の逆張り投資について触れたが、ここに大きな変化がみられる。 東京・名古屋2市場合計の信用買い残高が2月末に4兆円を超え、3月8日までの買

        2024年4月後半日経平均相場の振り返り

          2024年2月後半日経平均相場の振り返り

          ①日経平均チャート 2月後半相場を振り返ると、日経平均株価は22日、前日比836.52円高の39098.68円で終え、34年ぶりに最高値を更新した。 ②ハイテク値嵩株 年初からの上げ幅は5600円に達する。 この内半導体製造装置を手がける東京エレクトロンとアドバンテスト、SCREENホールディングスに半導体設計会社米アームを傘下に持つソフトバンクグループを加えた4社で日経平均を約2300円押し上げた格好だ。 ③為替市場 日経平均最高値の立役者は半導体関連だけではな

          2024年2月後半日経平均相場の振り返り

          2024年2月前半日経平均相場の振り返り

          ① 日経平均チャート 2月前半相場を振り返ると、日経平均は1月末の終値36286円に対し15日の終値は38157円まで上昇した。 ② 日経平均史上最高値 1989年末の史上最高値38915円が視野に入り始めた。 この間の上げ幅は1871円になるが注目するのは8日の743円高と13日の1066円高だ。 ③ ソフトバンクグループ まずは8日の上げのきっかけはソフトバンクグループの急騰がある。 これは米アームの株価が米国時間7日の23年10~12月

          2024年2月前半日経平均相場の振り返り

          2024年1月後半日経平均相場の振り返り

          ① 日経平均チャート 1月後半相場を振り返ると、日経平均は23日に33年11カ月ぶりの高値36984円を一時つけた。 ただ昨年末の終値33464円に対し僅か13営業日で3520円の急ピッチの上昇であったこともあり、過熱感から調整することになり36286円で1月の取引を終えた。 ② 日銀金融政策決定会合 日銀は23日までの金融政策決定会合で現状の金融緩和策の維持を決めた。 ただ公表文ではマイナス金利政策解除の前提となる2%の物価安定目標について、「こうした見通

          2024年1月後半日経平均相場の振り返り

          2024年1月後半日経平均相場の振り返り

          ① 能登半島地震、羽田空港事故 1月前半相場を振り返ると、年明け早々1日に石川・能登で震度7を観測する地震が発生し、建物の倒壊が相次ぎ多数の死傷者がでた。 そして2日には羽田空港で日本航空機が着陸直後に海上保安庁の航空機と衝突炎上した。 海保機に搭乗していた5人が死亡したが、日航機の乗客乗員379人全員が脱出することができた。 テレビでは滑走路で炎上する日航機が写し出されていたが、映画のワンシーンのような大惨事に人的被害が最小限にとどまったのは奇跡のように思えた。

          2024年1月後半日経平均相場の振り返り

          2023年12月後半日経平均相場の振り返り

          初めに、2024年1月1日石川県能登半島で起きた、地震の被災地の方々並びに被害に遭われた方々に、1日でも早く明るい未来が訪れるよう願っております。支援は交通状況の問題もある為、物資ではなく現金の方が好ましいとの事です。 「何か力になりたい」と考えている方々は、下記リンクから日本赤十字社を通して被災地への募金が可能との事です。 https://www.jrc.or.jp/domestic_rescue/2024notoearthquake.html 皆様いつもレポートを愛読

          2023年12月後半日経平均相場の振り返り

          2023年12月前半の日経平均振り返り

          ① 日経平均チャート 12月前半相場を振り返ると、日経平均株価は7日、8日の2日間で1100円強下げるなど荒っぽい動きとなり15日には32970円で取引を終えた。 ② 為替チャート この原因は外国為替市場で急激な円高が進んだことによるものである。 円相場の急変動のきっかけは7日に日銀の植田和男総裁が「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と述べ、緩和の早期正常化を巡る観測に火をつけた。 その前の日には氷見野良三副総裁が、金利上昇が家計に金利収

          2023年12月前半の日経平均振り返り

          2023年11月後半日経平均相場の振り返り

          ① 日経平均チャート 11月後半相場を振り返ると、日経平均株価は16日より33500円を挟んでのもみ合いとなった。 しかしその中でも、20日の取引時間中には一時33853円まで上昇し、バブル経済崩壊後の高値である7月3日の終値(33753円)を上回った。 ② 上場来高値 QUICKのデータによると、東証プライム市場上場企業のうち266社が23年に入って上場来高値をつけた。 特に時価総額が大きい主力企業の高値更新が目立つ。 事業再編を終え成長局面に入りつつあ

          2023年11月後半日経平均相場の振り返り

          2023年11月前半の日経平均振り返り

          ① 日経平均チャート 11月前半相場を振り返ると、日経平均株価は1日から3営業日で1849円の急上昇となった。 ② 日銀・金融政策決定会合 これは日銀の金融政策決定会合で長短金利操作(イールド・カーブ・コントロール、YCC)を見直したが、短期金利のマイナス金利政策を維持し、長期金利の上限を1%をめどとする微修正にとどまり、大きな政策変化がないとの受け止めが広がり、円安に傾き金利は上昇した。 これが恩恵となる自動車や金融株などに買いが入った。 ③ 米

          2023年11月前半の日経平均振り返り

          2023年10月後半日経平均振り返り

          ① 日経平均チャート 10月後半相場を振り返ると、日経平均株価は中旬より下げ方向となった。 日経平均は30500円台まで何度も伺うものの10月4日の安値を割らずにおり、粘り腰を見せて月末31日を迎えた。 ② パレスチナ情勢 10月7日に始まったイスラム組織ハマスとイスラエルの衝突が政治的にも経済的にも世界を左右するリスクとして投資家心理を悪化させている。 ③ 日銀金融政策決定会合 31日は日銀の金融政策決定会合の発表があった。 市場では日銀が

          2023年10月後半日経平均振り返り

          2023年10月前半日経平均相場の振り返り

          ① 日経平均チャート 10月前半相場を振り返ると、日経平均株価は月初の2日から4日の終値30526.88円と3日間で1330円安の波乱のスタートとなった。 特に2日は日中値幅が641円70銭と、およそ2カ月ぶりの広さとなった。 日経平均は午前9時半過ぎに一時前週末比543.96円高の32401.58円まで上昇した。 米政府機関の閉鎖が土壇場で回避され、日経平均先物を中心にショートカバーが広がった。 しかし午後に入るととたんに上げ幅を縮小させ、終値はこの日の安値となる

          2023年10月前半日経平均相場の振り返り

          2023年9月後半日経平均相場の振り返り

          ①日経平均チャート 9月後半相場を振り返ると、日経平均株価は15日つけた33,634円を高値に欧米の株価をなぞるように下げ基調となった。 ②FOMC発表 19~20日に開催されたFOMCでは事前の予想通り政策金利を据え置いた。 今回発表された声明文では、景気判断部分で経済活動の評価が上方修正せれた一方、雇用の評価が小幅下方修正された。 また景気見通し、フォワードガイダンス部分に変更はなく、引き続き追加利上げの可能性を示唆した表現が維持された。 ③日銀金融政策決定会合

          2023年9月後半日経平均相場の振り返り

          2023年9月前半日経平均相場の振り返り

          ① 日経平均チャート 9月前半相場を振り返ると、日経平均株価は8月28日~9月6日まで8日連騰となり、6日には33241円で取引を終えた。 これは5月11~22日以来の連騰記録となる。 ② 中国・鉱工業生産指数鈍化 この上昇の背景としては海外マネーの流入がある。 海外投資家の中国に代わる投資先としての魅力が高まっている点があげられる。 8月は中国の景気鈍化を示す経済統計の発表が相次いだ。 7月の鉱工業生産の増加率が6月に比べ鈍化し、景気減速に警戒感を強める

          2023年9月前半日経平均相場の振り返り