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知らないと損⁉️暗号資産の基礎知識part3

誰も教えてくれない仮想通貨の基本。
仮想通貨協会理事で全国にて仮想通貨勉強会講師を務めた筆者が解説します。

この記事はInstagramに2017年11月24日に掲載されたものを元にしています。

ICO関連について投稿します。先日投稿した続きとなります。
ここから読まれるかたは出来れば一回目から順に読まれるのをオススメします。


そもそもICOとは。

ICOとは何か?
ICO(Initial Coin Offering:イニシャル・コイン・オファリング/新規仮想通貨公開)とは、
資金調達をしたい企業や事業プロジェクトが、独自の仮想通貨を発行/販売し、資金を調達する手段/プロセスのことを指します。

投資家には「コイン」や「トークン」と呼ばれるデジタル通貨(資産)を購入してもらい、原則として対価は支払われません。

別名「クルドセール」や「プリセール」、「トークンセール」などとも呼ばれ、株式を利用した従来の方法(IPO:新規株式公開)以外の資金調達手段として注目を集めています。

発行する企業のメリットはたくさんあります。

例えば、
・集めた資金は配当を支払う必要がない
・集めた資金に株式(会社の所有権)を発行する必要がない
・利子の支払いがない
・投資対象となる事業の価値を投資家に提示する必要がない
・ネットを利用してグローバルなマーケットを相手に資金調達できる
・小さなベンチャー企業や個人でも利用が可能
・支払いは仮想通貨のため、インターネット上で払い込みが完結
・投資サイドは小額からの資金提供ができる
・投資家は購入したトークンやコインをインターネット上でいつでも転売可能

などです。

もちろん投資側にもメリットはあり、通常、投資家がスタートアップや新興企業へ投資する場合、配当ではなく、成長性に期待して出資が行われます。

特に創業期に近ければ近いほど、ハイリスクではありますが、その後のリターンを見込むことができるのです。
ICOの場合、株式の割り当てや配当は行われませんが、企業として成長していけば、そのトークンは信頼性が高まり、価値を向上させる、すなわち出資しているブロックチェーンが値上がりすることが期待できます。

また、ICOであれば、議決権が付与されないため、経営者も経営に関与されるリスクが極めて低く、早い段階から出資できる点が魅力なのではないかと思います。

良いか悪いかを見極めるのは難しいですが、開示された情報から自分なりの将来の絵を描いて覚悟を決めて購入する必要があるかと思います。




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