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希少性という原理原則を学ぶ破壊力 #006

経済の原理原則を学ぶ

書店に行くと、新NISA関連の書籍が盛り上がっています。

積み上がるNISA本

来年から投資を始める方は、これを機会に、投資について学びを深めるために、一過性の本を読むのではなく、まずミクロ経済学の教科書を1冊読み、市場とは何とかいうことを学ぶことが、とても価値を持つと思います。

私自身、個人投資家として学びを始めた時に、そもそも経済はどういう原理で動いているのかを学ぶために、ミクロ経済学を独学しました。

基本的な教科書を読み込み、市場を分析する緻密な議論、需要と供給の均衡にいたるストーリーを学ぶことで、マーケット感覚を磨くことにとても役立ちました。

この学びの中で、経済学の原理の1つである、「希少性」という概念がとても深い意味を持つものだと学びました。

希少性という1点を座標にして、物事を考えて意思決定することで、他者と差別化してリターンを得ることができます。

つまり、あまのじゃくあること、異端であること、マイノリティーであることの方が希少性があり、価値が高まるということを教えてくれています。

皆と同じことをしたくなる誘惑を断ち切り、大多数の方が進まない方向に行く、我が道を行くということの大切さを経済学の原則は教えてくれています。  

希少性の高いものに高いプライシングが付くという原則は、マーケットの基本中の基本ですが、これを様々な場面で徹するのは意外と難しいです。

マイノリティーである選択をする

投資戦略としては、多数派が選ぶ選択肢を避け、希少性の高いマイノリティーの選択肢に注目することで、投資における差別化を図ることができます。

たとえば、多くの投資家がインデックスファンドに集中する中、敢えてアクティブ戦略を選ぶこともその一例です。

また、今のバリュー相場では値がさ株は、投資信託で淡々と積立しつつ、市場環境から低評価で資金が流れていないグロース株をコツコツ仕込むようにしています。

そして、景気の波で大きくイベントで下がる時に、暴落時に購入する銘柄リストにあるバリュー株を仕込めるようにルールを設定し、手元資金を用意しておくようにしています。

金融商品の選択だけでなく、持ち家ではなく賃貸住宅に住んでいるのも、多くの周りの方との資産形成戦略における差別化をしています。

自分自身の経験や知識を高め、それを組み合わせて希少性を高めることも大きな視点から見て、経済的なリターンにもつながります。

多様な分野への投資による希少性の探究

私自身の経験では、子育て、キャリア、投資という異なる分野への投資が、各領域を横断するユニークな視点を提供してくれると考えて育てています。

自分自身をジブン株式会社と見立てて、金融商品への投資だけでなく、新しい事業の創出として、経験を発信する出版事業を複数立ち上げるなど、多様な分野を領域横断して希少性を高める新しい挑戦をしています。これもマニアックなりょを掛け算する程、希少性が高まると思います。

経済学の原則で学んだ、希少性を意識した意思決定をすることで、リターンを得る可能性が高るという原則を、人生の意思決定な幅広い領域で応用することで他者と差別化した資産形成ができると思います。


小手先の一過性の書籍ではなく、ぶ厚い教科書を読み込むことで、マーケットとの対話力を高めることができると思いますので、オススメです。

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