相場格言・・・って書いたものの ◇其の弐「漁師は潮をみる」
相場格言「漁師は潮をみる」
【りょうしはしおをみる】
＜意味＞
漁師は漁場を探す際に、気象状況や潮の流れを見てきめますが、株式投資も同様に、相場と流れを見て、波に乗らないといけません。
＜思うこと＞
株式相場でよくあることですが、ちょっとしたきっかけで株価が暴騰することがあります。下図はチェンジの株価です。２０２０年３月ごろから半年ぐらいで約１０倍も株価が上昇しています。
自分は波に乗ることはできても、１０倍に上がる前に売ってしまい後悔することがよくあります。１０倍まで株価が上がって売るような人が大金持ちになるのかもしれません。
＜相場格言と全然関係ない経験談＞
株価の暴騰はある日突然、投資家の人気が急上昇したと考えられます。このようなことは普段の生活でも目にすることがあります。
例えば、「翔んで埼玉」の人気です。
この作品を取り上げた理由は、自分が魔夜峰央のファンだったからです。過去形にしているのは最近の絵柄はあまり好きではなく、読んでいないためです。
小学生の頃から「パタリロ！」、「ラシャーヌ」などを読んでいました。何が好きなのかというと、オーブリー・ビアズリーに似た独特の絵とギャグセンスです。
自分が中学生の頃だったと思います。インターネットがない時代ですので、魔夜峰央の本を買うのは近所の本屋でした。ただ、近所の本屋では売られている本は限られているので、自分としてはもっと読みたいという衝動にかられ、ある決心をしました。
「神保町の三省堂書店に行けば、もっと色々な本が売っているに違いない。三省堂書店に行こう！！」
どんな本が売っているのか調べもせず、三省堂書店の漫画売り場に行きました。そこで見つけたのが「翔んで埼玉」が掲載されている短編集「やおい君の日常的でない生活」でした。
正直、「翔んで埼玉」よりも「やおい君の日常的でない生活」の方に興味をもって買いました。
当時は埼玉県、千葉県、茨木県などが関東の田舎として描かれている漫画が多く、当時人気のあった「翔んだカップル」からタイトルをパクっている感じで、それほど興味をもって読んでいませんでした。
昭和に発売された漫画が平成から令和にかけて人気が出るのですから驚きです。
＜なぜ人気が起こるのか考えてみた＞
株式投資をしていると同じぐらいの業績でも人気のある銘柄の方が株価は高くなる傾向があるので、人気はどのように生まれるのか、自分なりに考えたことがあります。
人気への道筋を状況①から状況④まで大雑把にまとめたのが下の表です。
【①無名】
当たり前ですが知らないと人気はでません。「翔んで埼玉」でいえば発売当初です。これ面白いよと勧めても、目もくれず断られたりします。
【②見慣れてくる】
少しは触れてみようと思います。この時期に勧めてみると読んでくれる人がいます。
【③話題になる】
SNSやメディアで話題になると、興味を持ってくれるので、読む人が増えます。このあたりから人気が表面化します。
【④有名】
有名というだけで興味を持つ人が増えます。勧めなくても、勝手に読みます。人間の心理に「人によっては悪意を持つ」と書きましたが、ディスる人も読みます。
【①無名】から【③話題になる】までの段階はインターネットの普及によって、昔よりハードルは低くなったと思います。しかし、ハードルが低くなることで、参加者が増え、競争力が必要になります。
【④有名】になるには時代の波に乗るしかありません。また、人間は忘れるという能力（？）を持っているので、【④有名】から【①無名】に戻ることもあります。
ここでもう一度、チェンジの株価を見てください。縦軸を人気の高さと考えると、人気のバロメーターのように見えまんか？
-おわり-
・・・魔夜峰央でひとつ書いておきたいことがありました。
「翔んで埼玉」人気によって、魔夜峰央つながりで「パタリロ!」のミュージカル、実写映画化がされました。
それなら「美少年的大狂言」も実写映画化してほしいです。人気への道筋でいうと【①無名】だと思うので、だれも興味を示さないかもしれませんが、一応紹介しときます。
「本文」と離れて書いているところは自信のなさの表れです・・・。
一応紹介
「美少年的大狂言」（チェリーボーイ・スクランブル）
歌舞伎役者の女形（おやま）である美少年桜丸のなんか笑える物語です。コミックに書かれている作品解説が面白いので、抜粋します。
キャラキャラと、妖気を半径３０ｍにふりまきながら、超硬派の青嵐高校を席巻しまくる、中性子爆弾なみのエネルギー体、桜丸。さしものガチガチ右翼の生徒会長寺限城太郎も、なすすべがなく、脳波は大混戦。そんな桜丸のパワーの秘密は身に着けている女物の・・・!?
前回同様、また変な終わり方をしてしまった・・・。
-本当のおわり-
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