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相場格言・・・って書いたものの ◇其の拾伍「押し目待ちに押し目なし」

相場格言「押し目待ちに押し目なし」

【おしめまちにおしめなし】


<意味>

株を買おうと思うが上がってしまったので、一度下がったところで買おうと押目待ちをするが、相場の勢いが強いときには望みどおりには下がらず、結局高くなってから買うか、あきらめざるを得なくなること。


<思うこと>

図1は「其の拾弐:相場の器用貧乏」で使ったPKSHA Technology(証券コード:3993)の2023年11月頃までの株価です。

図1 PKSHA Technologyの2023年11月頃までの株価

其の拾弐ではレンジ相場で売買を繰り返すよりは株価の急上昇の時に売ったほうが効率的ということを書きました。
 
ただ、株価が急上昇したから、PKSHA Technologyの株は高値であると考えてしまうと、株価が下がらないと買おうとは思わなくなってしまいます。

図2はPKSHA Technologyのその後の株価です。

図2 PKSHA Technologyの2023年11月以降の株価

図1では3000円辺りが高値のように見えましたが、その後は上がり続け、6000円を超えました。AI銘柄ということで、人気株であるといえますが、押し目待ちをしていたら、買うことができず、大きな利益を逃すことになります。
 
自分はこのようなことが起こらないように適正株価を決めてから株を購入します。例えば、PKSHA Technologyの適正株価を5000円と設定します。
 
図1の期間にある株価は5000円以下です。どの時期に買っても利益になると考えられるので、押し目待ちをしようとは思いません。
 
できる限り株価が安くなるところで買いたいと思うかもしれませんが、株価の底を完璧に予測できることは無理なので、ある程度の利益を出せれば良いと考えた方がうまくいきます。
 
株式投資は適正株価を決めると、目先の株価の動きが気にならなくなります。ただ、適正株価を決めるには投資の知識と経験が必要です。
 
自分が初心者の頃は適正株価を決めるだけの能力がなかったので、株主総会などで経営者が将来、どのぐらいの業績や株主還元を目指しているかを知り、後は信じられそうな経営者の銘柄を選ぶようにしていました。
 
理論というより感情的な部分が大きく占めていました。この方法でもうまくいくときはありますが、理論的なものを覚えた方が大きな損失リスクは減らせます。
 
株式投資に限らず、お金に関わることは価格設定を考えるとよいです。例えば、買い物で買うものを決めるより、購入金額の上限を決めると、買うものを選別することをするので、無駄のない買い物ができます。


<相場格言と全然関係ない経験談>

無駄のない買い物ということで、最近、紙を買う節約術を発見しました。
 
自分はこのような記事を書くときに、ノートにいろいろと思いつくことを書き込みます。文字だけでなく、グラフや絵なども含めランダムに書き込めるので、パソコンよりノートを使います。
 
書き込んだノートを眺めていると、それらの書き込みがジグソーパズルのピースのように見えてきて、だんだんと組み合わさっていき、書こうとする文章が見えてきます。その段階になれば、パソコンで図面や文章を作成します。
 
しかし、最近は紙の価格も上がり、ノートも値上がりしています。ノートを節約するために、小さく書こうとすると、不思議なことに作業が思うように進みません。
 
ノート代を節約する方法はないものかと考えました。そして思いついたのが、目的は紙に書くことなので、ノートにこだわることはないということでした。
 
最初はチラシのような紙を集めようかと思いました。子供のころはよくチラシの裏でお絵描きをしましたが、子供のころに比べて、チラシを手に入れる枚数も少ないのでダメでした。
 
安く紙を買える方法はないものかと、スーパーに行ったときに、ノートよりコピー用紙の方が断然安いとうことを発見しました。ちなみに、近所のスーパーの価格は以下の通りです。

・キャンパスノートA5 50枚 価格:233円(税込み)
・コピー用紙A4 500枚 価格:551円(税込み)

 
コピー用紙の方が用紙サイズは大きいです。ノート500枚分を買うと2330円になるので、コピー用紙は551円とかなり安上がりです。
 
コピー用紙はまとまっていませんが、ホッチキスで止めれば良いですし、長期間保存するわけでもないので、ノートの代用として十分です。
 
株式投資で何十万円の損益を出しているにも関わらず、紙代の何百円レベルを気にするところが、自分の中に貧乏思考が備わっているのかなと思ったりします。

-おわり-













「おまけ」です。
本文とはまったく関係ないのですが、本文終わりで「貧乏思考」と書いたときに「貧乏=水木しげる」と頭をよぎったので、「水木サンの幸福論」を紹介します。

戦後の貧乏時代のエピソードが強く印象に残っており、「鬼太郎」等で売れっ子漫画家になっても、自分の中では「貧乏=水木しげる」が消えません。
 
ただ、水木しげるはお金に執着する人でもなく、悲観することがないので、楽しく読めます。
 
また、水木しげるの人生哲学ともいえる「水木しげるの幸福の七か条」があります。
 
第一条:成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行なってはいけない。
第二条:しないではいられないことをし続けなさい。
第三条:他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。
第四条:好きの力を信じる。
第五条:才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
第六条:怠け者になりなさい。
第七条:目に見えない世界を信じる。
 
具体的に知りたい方はこの本を読むことをお勧めします。


-本当のおわり-

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