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相場格言・・・って書いたものの ◇其の壱「人の行く裏に道あり 花の山」


相場格言「人の行く裏に道あり 花の山」

【ひとのいくうらにみちあり はなのやま】

<意味>

誰もいかない裏道には綺麗な花が多く咲いているということから、株式投資で大きな利益を得るには他人とは逆の行動をとらなければいけない。

<思うこと>

多くの投資家が上がると思われる銘柄は、すでに買いが入っているので、それほど儲かりません。誰も見向きもしない銘柄はほとんどの投資家は注目していない分、注目されると株価が急上昇して、大儲けします。
 
だけど、判断を間違えて、ダメな会社を買ったら、大損します。
裏道に行ったら蛇に嚙まれないように、慎重さも必要な気がします。
 
ただ、人の行く道ばかり進んでいると、誰かの後を付いているようで、自分で考える力が備わらない気がします。

<相場格言と全然関係ない経験談>

裏道について自分の経験談を一つ紹介したいと思います。
 
20年ぐらい前に一ヶ月ほどアメリカに滞在することになり、多少の英語を覚えないといけない事態が起こりました。
 
理系科目はできたのですが、文系科目は驚くほどできなく、高校時代は国語と英語の定期テストは赤点ばかりでした。赤点慣れしていたので、赤点でないと喜んでいたほどです。
 
何ができないかというと、国語だと漢字、英語だと単語の暗記でした。特に気にすることなく、大人になってしまったのですが、英語を身に着けなければいけないという問題に直面しました。
 
当時はインターネット回線も遅く、SNSがないような時代です。英語を身に着けるには英会話スクールに通うか、英語教材で学習するのが主流でした。高校時代で英語嫌いになっていたので、英語を学ぶのは自分に合っていないから違う方法はないかと考えました。
 
そこで、英語圏の小学生が読む本を読んでみようと思いつきました。そのレベルだと馴染むかもしれないし、実際に英語圏の小学生が読んでいるので、実践向きだと思ったからです。裏道に行ったわけです。
 
英語嫌いですから、英語が堪能になるレベルではなく、なんとなくわかるレベルで良いとハードルを下げて取り組みました。
 
読んでいるうちに、あることに気づきました。小学生が読む本には挿絵が多く入っています。英語で書かれている文章は挿絵に描かれていることです。そして、挿絵を見てから、文章を読むと理解力が増して、英単語を覚えてしまうのです。
 
考えてみると、小さい子供は犬を見たときに「わんわん」と言います。「わんわん」という単語を覚えてから実際の犬を覚えたわけではなく、犬を見たり触ったりしてイメージを持ち、その後に「わんわん」という単語を覚えます。
 
自分が英単語を覚えられなかったのは「わんわん」ばかり暗記しようとして、犬をイメージしようとしなかったからだと気づきました。
 
英語のほうは海外に一人でいけるぐらいにはなりましたが、それほど上達はしませんでした。たぶん、高校時代からの英語嫌いがあるからだと思います。英語より違う分野の学習に集中したいので、その程度で満足しています。
 
ただ、何か覚えるときには、最初にイメージを持つことは重要だと発見したことは自分にとっては大きいことです。
 
裏道に行って良かったと思う経験でした。
 
-おわり-






・・・ちょっとおまけとして、自分が読んだ英語の本を紹介します。20年ほど前に読んでいた本なので古いかもしれません。

【最初は】
「ENCYCLOPEDIA BROWN」シリーズ(全26巻)
百科事典(ENCYCLOPEDIA)というあだ名がついた小学生リロイ・ブラウンの謎解き物語です。簡単な文章ですが中身は面白い。1話完結なので1巻だけ読んでも楽しめます。


【少し英語に慣れたら】
「Charlie and the Chocolate Factory」
ロアルド・ダールの有名な作品です。ジョニー・デップ主演の「チャーリーとチョコレート工場」は日本でも映画公開したので知っている人も多いと思います。


「Matilda」
これもロアルド・ダール作品です。天才少女マチルダが横暴で高圧的な大人たちに仕返しするコミカルな物語です。


【挿絵がなくても大丈夫になったら】
「HOLES」
無実の罪でスタンリーは少年たちの矯正キャンプに放りこまれます。そこでは毎日穴を掘ることになります。なぜ穴を掘るのか? スタンリー家の呪いとは?・・・など多くの謎が物語の進行によって、明らかになっていきます。


「WALK TWO MOONS」
13歳の少女が祖父母と一緒に、いなくなった母に会うための旅に出る物語です。続きが気になって読み続けてしまいます。

相場格言と書きながら株式投資とは関係ない洋書を紹介してしまいました。ある意味、裏道を行っているような気がします。。。

-本当のおわり-


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