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EVは車ではなくソフトウェア

 2020年6月25日の株式相場は下記の通りとなった(全て前日比)。

・日経平均 -1.2%
・TOPIX -1.2%
・S&P500 +1.1%
・ナスダック総合指数 +1.09%
・NYダウ +1.18%
・DAX +0.69%
・FTSE100 +0.38%

 上記の通り、日本市場は前日比マイナスで引けたが、欧米市場はボルカールールの一部緩和等のニュースによって引け間際に急騰し、上昇して引けた。相変わらず方向感のない相場展開が続くが、この動きがこれからも当面続いていくのではないかと思う。

 さて、今日は相場レポートではなく特定の分野に関して掘り下げてみたいと思う。

 まず、そもそもとして投資をする上で、将来的な成長産業を把握しておくことはとても大切なことであり欠かせないことである。例えば宇宙開発や5G関連、またデジタルセキュリティ等はこれから伸びていくセクターであると言われているが、そういった成長産業のひとつとしてEVに注目してみたい。

 現在の自動車市場では、内燃機関のガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド(HV)、プラグインハイブリッド(PHV)が主流で、完全なEVは一部のユーザーしか乗っていないが、これから10年、20年とかけてEVのシェアは確実に増えていくのは間違いないと言われている。富士経済の調べでも2035年にはEV車の販売台数が2,202万台になり全体の半分以上はEVになると予測されているし、東洋経済の調べでも2030年の次世代自動車の市場規模は1,000兆円を越すとみられている。実際にここ数年のテスラの快進撃を見れば、その潮流は明らかであり、記憶に新しいところでは下記のニュースは印象的であった。

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