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【雑記】「空想が現実なる世界」と社会主義

「空想から現実へ ―マルクス,レーニン,スターリン,毛沢東, 鄧小平に見られる社会主義像の変遷―」

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjce/55/2/55_2_85/_pdf

いわゆる空想的社会主義から脈々と続く一連の議論である。詳細は資料に譲る。

多角的に議論される対象だとは思うが、私がはじめて知ったのはエンゲルスの『空想より科学へ』だった。

オーエン、フーリエ、サン=シモンがこのような系譜の上に議論できることを面白く思った印象がを覚えている。

社会主義においては空想という批判に対する科学的であるという主張で成り立っているわけで、我々が求めているようなテクノ・ユートピアとは異なるように思うかもしれない。しかし初期社会主義に属するサン=シモンなどは科学技術と文明を考える上で重要であり、思想と実践の両輪を軸にしたこれからの科学においてはこれら社会主義の系譜と議論は無下にはできないはずだ。

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