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研究とはリレー〜時間と空間が拡大する?

iPhone に「200人にあなたのリサーチが読まれたよ!」と通知が来ました。
論文や学会発表の内容を読んでもらえているのはうれしい!

ちなみに、最近の大作はこちら。

Saito M, Tsuzaki T, Takeda Y. Evaluation of postgraduate rural medical training programs and implications for rural workforce development: a systematic review. Rural and Remote Health 2022; 22: 7118.

研究設計から合計1000時間くらい費やして、2年越しで書き上げた共著論文。

一緒に走った研究者&事業パートナーとは、不思議と一緒にマラソンを完走したくらいの達成感や爽快感、深いつながりが生まれるものです。

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コロナ禍で研究者として独り立ちするのは、なかなかチャレンジングですが、世の中に小さな発見を置いておけば、それを拾ってまた深めてくれる人がいる。

「研究とは、関心ごとを同じくする人たちのバトンリレーのようなもの」

「一人で全てを完結させるなんて、おこがましいこと」

研究者になって変わったことは、壮大な時間軸と宇宙感が体感できるようになったことかもしれません。

長い人類の歴史をみれば、同じ時代に生きて、一緒に同じテーマを深掘りできる仲間がいるということは、尊いこと。

事実、文献を通じて、もう亡くなった方の文章からエネルギーや智慧をいただいている。

時には、

戦後の社会背景の中で、当時、どんな思いで書いていたのかな?

当時の時代背景から考えて、これほどユートピア色の強いものを、その時代によく書き切って公表できたなー。

人生をかけて文章を書くって、今とは気迫も緊張感も全く違ったはず…。

など。


時空を超えて、行間からいろんな思いを感じ取ることもあります。


そして、私も同じように、
自分の書いたものの中に、後世に意味のあるバトンとして受け継げるものがあるといいなと思って書いていることもあります。

研究コミュニティーに流れる、壮大な時間軸と宇宙感を体感できるようになって以来、人生サイクルが250年くらいの長いスパンで感じられるようになったのも不思議。

昔は100年スパンくらいだったけど。

今は、100年くらいの違いは、生まれるタイミングの誤差だと感じるくらいです。

同じ時間を生きてくださっている皆さん、ありがとうございます!

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