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News:06 音探しは、五感探し

棒犬のアルバム『drive』を発表してから、1か月半が経ちました。
CDをお買い求めいただいた方、曲をお聴きくださった方、本当にありがとうございます。

先日、CDジャケットを印刷していただいた業者さんのサイト「紙ジャケットギャラリー」に、アルバム『drive』を加えていただきました。
選定の基準は明かされていませんし、数あるステキな紙ジャケットの中にポツリと紹介されているだけですが、業者さんからは、「デザインと紙の種類もマッチしていて、とても素敵なジャケットだと思います」とお褒めの言葉もいただけたので、当人としては、やはり嬉しいものです。

私の中には、こんな想いがあります。

音探しは、自分探し。
音探しは、他人(ひと)探し。
音探しは、五感探し。
自分の中の小さなルール。

自分が音楽をつくる上で、自分と向き合うこと。
曲を世に出す前に、必ず他人に意見を聞くこと。棒犬では、もちろんギター兼編曲の永世さん。
バンド編成であれば、志を共にする仲間探し。
音楽をする多くの方が、同じことをされていると思いますが、私の時間のかけ方は、とても長い方だと思います。
そして、ここからも、さらに長い(笑)

今回は、CDジャケットや盤面のデザイン、ジャケットの手触り感、歌詞やそのエピソードなど、すべてが自分たちの作品であり、これらが混ざり合って一つの「アルバム」だと思って作りました。
ですから、配信ではなく、CDでの発表にこだわりました。
「今どき、わざわざ、そんなことをしなくても…」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私のライフワーク上、こだわりは仕方ないのです。

私は昔から、デザインに関わる仕事をしています。
広告にお金をかけられない企業さんのお手伝いも、たくさんしてきました。
そんな中で、安価で良質な材料や印刷技術を探してきました。
北海道から九州だけでなく、時には海外まで。
仕事での五感探しです。

今回のCDは、北海道の業者さんにジャケットの印刷を、九州の業者さんにCDのプレス制作をお願いしました。
バラバラにお願いしても安価で、確かな技術とこだわりがあります。
何よりも、目に見えない「やさしさ」を感じるのです。
業務連絡のやりとりの中に。できあがった作品の中に。

CDを手にしてくださった方の、とてもうれしいコメントをご紹介します。

「このザラザラした紙ジャケットを触っていると、表紙の『森の中』にいるようです」
「紙とインクのいい匂いがして、何だか落ち着きます」
「目を閉じれば、音楽。目を開ければ、これは読み物だね」

想いが通じた瞬間でした。
本当にありがたく思っています。

今回も読んでいただき、ありがとうございました。

棒犬 Vo. 犬竹

【紙ジャケット紹介ページ】
https://zazazaworks.jp/jacket_gallery/

【棒犬(BOKEN)CD販売サイト】
(数量限定で販売中です)
https://inusound.com/

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