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創作

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ジャンルごちゃ混ぜの実在しない短い話
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2019年6月の記事一覧

深夜の星

深夜の星

月も寝静まった深夜。

この部屋のベッドサイドのランプだけが、唯一灯っている光。

1日の終わり。2人でダブルベッドに潜り込んだら暫し他愛のない会話をして微睡む。

今日はどんな日だった?とか明日は晩御飯何食べたい?とか。

だんだん会話の空白が大きくなって、君が大きなあくびをする。

「そろそろ消すよ」
「ん、おやすみ」

パチン、とランプのスイッチを切ると目を閉じたように視界が遮断される。

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