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専門医資格の取得と更新

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#資格取得

内科学会の参勤交代制度

専門医資格は年会費と、数年に1回の更新料を払うだけではなく 指定された街に出向き、指定された講演に顔を出す = 参加単位を得る これをやらないと、維持できない。 この「指定された街に出向き」というのがくせ者だ。私たちの業界では、それを参勤交代制度という。 このイベント、毎年時期が悪い。 今年はGW 10連休とぶつけてきた。 強気だ。誠意を見せろといわんばかり。 航空券、宿代が高すぎだ… 1回出席して参加単位15単位を得るために、15万円かけた先輩もいた。 田舎

内科学会以外の学会で参加単位を申請するとき、上限は25単位まで。

総合内科専門医を更新するためは「認定内科医 25単位」と「総合内科専門医 50単位」の両方を獲得しなければならない。 つまり資格の更新のための必要最低の単位数は75単位だ。 更新料は5,000円。 ほかの医師資格の更新料とくらべて破格の安さ!さすが、会員数が多いだけある。 ここで、注意点がひとつある。 【日本内科学会主催企画以外の学会の参加で単位申請する場合、上限が25単位と決まっている。】 と更新規約に明記されている。 これがかなり厳しい規定とお気づきだろうか。

資格の更新にはお金をかけない

総合内科専門医の更新には、日本内科学会主催企画の中から50単位を取得しなければならない。 というわけで、日本内科学会主催企画を6つに分類し、取得の計画を立ててみよう。 【日本内科学会主催企画 第一部 必須のもの】 【日本内科学会主催企画 第二部 必須のもの】 【日本内科学会主催企画 第三部 必須ではないがここで取らないとならない】 【日本内科学会主催企画 第四部 必須ではないがほかに機会がなければ出席するほかない】 【日本内科学会主催企画 第五部 必須ではなく狙わない人が多

続・資格の更新にはお金をかけない

というわけで、日本内科学会主催企画を6つに分類し、総合内科専門医の更新単位取得の計画を立ててみよう、の続き。 【日本内科学会主催企画 第三部 必須ではないがここで取らないとならない】 ・日本内科学会地方会 最近の内科学会地方会は、研修医、若手医師の登竜門のようなイベントに変わっているようだ。医師8年目以上の専門医が発表するとやや目立つ。若いテンションとの差に気づかないフリをするのに一苦労。演者としての単位よりも参加5単位をとりに行く。 【日本内科学会主催企画 第四部 必