こるちこ@専門医試験

内科医。専門医試験の受験体験記を書いています。田舎の名もなき診療所から名もなき大学病院…

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内科医。専門医試験の受験体験記を書いています。田舎の名もなき診療所から名もなき大学病院まで渡り歩いている旅の途中です。

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小沢健二の夢が夢なら

「ラブリー」の後の、この「夢が夢なら」は、 自粛の辛さ(「ラブリー」の時代)のあと、新しい生活になり諦めと情けなさと、周りにある変わらない美しさ(例えば、前回のnote)を物語っているような気がする。 夢が夢ならそれでも構わない。

    • 自粛が軌道に乗った

      自粛生活が始まった時に、 今までやりたかったけどできなかったことをやってみようと思い オンライン英会話とエクササイズDVDを始めた。 毎朝6時に起きて、この2つを全て終えてもまだ朝7時半。 素敵な1日の始まりになった。 この2つが軌道に乗った。楽しくなった。ルーチンワークになった。 そして自粛が少し解除になり、いつもの仕事が生活に舞い戻ってきた。 当然、この2つを続けることが精神的にきつくなってきた。 自分が好きでやりたくて始めたことなのに、辛い。進歩も見えな

      • 小沢健二のラブリー

        小沢健二のラブリー 小学生高学年〜高校生の頃に大好きで聴きまくっていた曲を この状況下で改めて聴いている “ いつか外に飛び出すよ 誰かの待つ歩道を歩いていく “ “ LIFE IS COMING BACK! LIFE IS COMING BACK! LIFE IS COMING BACK! “ と連呼するこの唄は、 悲痛そのものだ 隔離生活を強いられ、ひとの温かさを直接感じられなくなった今 こんなに悲しい唄だったとは知らなんだ。

        • 「従来どおりの受験」で総合内科専門医試験を受けるひとへ

          2020年度の総合内科専門医試験を、 【措置的受験】(つまり筆記試験だけの本番一発勝負)ではなく、 【従来どおりの受験】(つまり事前に病歴要約と業績書類を提出し審査を受けて、当日筆記試験も受ける)で受けるひとへ。 受験の条件をクリアできたのなら、締め切り日に間に合うように、計画的に戦略的にひたむきに病歴要約と業績書類を用意するだけです。 上司の押印が必要な書類があります。 書類の締め切り日付近に上司の出張が重なると、書類の提出に影響が出ます。 書類はきれいに折って丁

        小沢健二の夢が夢なら

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        • 専門医資格の取得と更新
          18本
        • 国際学会に行きたくなったら
          8本
        • 医者とマイルと私
          6本
        • ハイブランドと医者
          3本

        記事

          「従来どおりの受験」で総合内科専門医試験を受けるポイント3つ

          2020年度に「従来どおりの受験」で総合内科専門医試験を受けられるか。 個人的に要となったポイントが3つある。 要ポイント1: 業績2つ First author(筆頭演者)で症例報告か臨床研究に関する学会発表、または文章を2本執筆していること。 学会発表の場合は、そのプログラム(または学会誌やホームページからのコピー)が手元にあること。 要ポイント2: サマリーの用意 病歴要約で選んだ症例の、退院時サマリーや手術記録が手元にあること。 要ポイント3: ゼク2例 総

          「従来どおりの受験」で総合内科専門医試験を受けるポイント3つ

          2020年度総合内科専門医試験を受験するには2つ方法がある

          2020年度の総合内科専門医試験を受験するには2つ方法がある。 ① 従来どおりの受験 ② 措置的受験 の2つです。 この2つの大きな違いは ① 従来どおりの受験 = 病歴要約+業績書類+筆記試験 ② 措置的受験 = 筆記試験だけの本番一発勝負 皆さんならどちらを選びますか? 自分は数年前に受験し ① 従来どおりの受験 を選びました。 なぜかというと 病歴要約を書きながら筆記試験の勉強もできそうだから。ほかの受験生よリモ早く勉強がスタートできそうだから。①では②とく

          2020年度総合内科専門医試験を受験するには2つ方法がある

          イベント参加料が高額 ②

          当然のことながら、国際学会の会員割引は国際学会に入会している人が利用できる。 海外の学会に入会するのは意外と簡単。 入会金、年会費を払うだけでOKだったり、 すでに入会している知り合いからの推薦状(手作りでOK)と身分証明書pdfをメールに添付して送るだけでOKだったり、 それぞれの規約に従う。 海外の学会に入会して会員割引を利用する方が、非会員の参加料よりも桁違いにずっとお得である。 ただし、新規入会を募集する期間が限定されている学会が多い。国際学会の開催数ヶ月前には

          イベント参加料が高額 ②

          イベント参加料が高額 ①

          日本の医学系学術集会の参加料は、10000円前後が相場のようだ。 規模が大きい学会であれば、資金確保の都合からか事前登録割引、会員割引、学生割引、職業別割引もあるので、もう少し安く参加もできる。 国際学会では、参加料が5万円以上の学会がザラにある。 しかしこれも事前登録割引、会員割引、学生割引、職業別割引がある。 オススメはやはり、事前にインターネットのカード決済で参加登録をする方法だ。 もし事前登録をせずに、当日会場で参加登録をしなければならなくなったら… 身分証明

          イベント参加料が高額 ①

          イベント会場で配られる食事には期待を寄せない

          日本で行われる研究会や学会発表の会場では お昼にお弁当とお茶が配布される勉強会、いわゆるランチョンセミナー形式のイベントがある。 国際学会でも 一応軽食が配布されるのだが… 小さい青リンゴ1個だけのことがあった。 そのリンゴは硬くて歯が立たなかった。 巨大ラップサンド1本のこともあった。 丸かじりしようとしたら太くて顎が外れそうになった。リスのように抱きしめて端っこをポリポリ食べた。そのうち食べ飽きた。 学会によっては、参加登録料の中に1000円くらいの食券が付いて

          イベント会場で配られる食事には期待を寄せない

          イベントプログラムが郵送されてこない

          国際学会では、インターネットの公式ホームページに情報が更新されていく。 いつの間にか演題抄録の募集が開始され いつの間にか演題登録が締め切られ 事前参加登録期間も過ぎていく… 国際学会で何時からどこの会場で誰のどんなシンポジウムがあるのか 知らないまま学会の日が近づく。紙のプログラムは送られてこない。 自分が発表しに行くなら、ホームページから発表演題の登録を済ませておけば、または事前参加登録をしておけば、 登録したメールアドレスに随時メールで案内が届く。 今回

          イベントプログラムが郵送されてこない

          広すぎる!国際学会のメインエントランス

          国際学会の会場は広大だ。 建物の入り口から会場受付まで500m近く歩いたこともある。 受付から、見たい発表の会場までも800m歩いたこともある。 聞きたい演題や自分の発表がある時は余裕を持って行動したい。 その分、会場のスケール、企業ブースの盛大さは圧巻。自分の発表を控えている人は、その壮大さに飲み込まれないように。 誘導してくれるスタッフはあまり見かけない。日本の学会スタッフがとても親切であることに気づく。 自分の場所がわからなければ、聞きまくるしかない。聞けば、

          広すぎる!国際学会のメインエントランス

          外国へいつ行けるか

          疑問:国際学会の開催シーズンはいつだろう。 国際学会は基本的にハイシーズンに組まれる。 足元を見られているのだろうか。旅費は高く設定されてしまう。

          外国へいつ行けるか

          6ヶ月先を見越して今ネタを考える

          演題の締め切りは発表の6ヶ月前国際学会の発表演題の登録はそれぞれの学会のインターネット公式サイトから行う。 (もちろん英語でやる、旅行チケットのように代行してくれるサイトはない) 参加人数が多い国際学会であれば、開催の6ヶ月前に演題登録が締め切られるものもある。国内学会よりもだいぶ早い。 演題採択率が低いしかも演題抄録の審査がある。採択率は50%以上と厳しいものもある。 この狭き門を通過するには、抄録の段階から質の良い内容に仕上げる必要がある。 発表の6ヶ月も前に、

          6ヶ月先を見越して今ネタを考える

          日常の延長線上に世界がある

          世界には、自分と同じようなテーマで仕事をしている人がたくさんいる。 日本国外の学会(国際学会と呼ぶ)、研究会、発表会、留学を経験すると、自分の日常の延長線上に世界があることに気づく。 国際学会に行きたくなったひと、 行かなくてはならなくなったひと、と 国際学会のイメージが膨らむようなnoteをシェアできれば嬉しい。

          日常の延長線上に世界がある

          旅費➗時間=数万円。その旅行、モトはとれていますか

          (前回からの続き) 旅行は、移動費をふくめた旅費を時間で割ると、 1時間数万円を費やす計算になる。 高級クラブの飲食代よりも高い。 その時間をラウンジのビュッフェに費やすのはもったいないと感じる。 それならあと一時間だけ街に残って、小路で迷ったり、街の空気を吸ったほうが価値がある。 浮いたお金で知らない街を歩いた方が楽しい。 気づいたらステイタスももらえてた。 そのくらいの緩いのがいいかな。 (この章は終ります)

          旅費➗時間=数万円。その旅行、モトはとれていますか

          ゲームに課金する感覚でマイルを貯める

          (前回からの続き) 航空会社のマイルに関していうと、 最安値航空券やパックツアーの航空券ではマイルは貯まりにくい。 正規料金の航空券の方がマイルがたくさん貯まる。 しかしそれらの航空券代の差額は非常に大きい。 このような割高な航空券を年に何回買うのか。 加えて、マイルが貯まりやすいカードの年会費も払う。 それだけ払えばステイタスが付与されてラウンジでビュッフェが食べられるのも納得できる。 (次回に続く)

          ゲームに課金する感覚でマイルを貯める